「贅沢三昧」の意味とは?使い方から英語や類義語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「贅沢三昧(ぜいたくざんまい)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「贅沢三昧」をざっくり言うと……

読み方贅沢三昧(ぜいたくざんまい)
意味お金や物を思う存分に使うこと、思うまま贅沢にふけること
由来「三昧」はサンスクリット語が由来で、仏教などで精神の集中が境地に達するという意味
類義語活計歓楽
対義語質素倹約
英語訳indulging in every possible luxury(思うまま贅沢にふける)

「贅沢三昧」の意味をスッキリ理解!

贅沢三昧(ぜいたくざんまい):お金や物を思う存分に使うこと、思うまま贅沢にふけること

「贅沢三昧」の意味を詳しく


贅沢三昧とは、贅沢を思うままにすることです。

「贅沢」とは、必要以上にお金やものを使うという意味です。

「三昧(さんまい)」は、もともと仏教の言葉の「サンマーディ」から来ています。一般的には、心のままにしたがる・するという意味です。

そして、これらの言葉を組み合わせた四字熟語「贅沢三昧」は、「お金や物を思うままに使う」という意味になります。

 

「贅沢三昧」は、短時間で高額のお金を使うというよりは、ゆっくりと時間をかけてその贅沢に「ふける」というイメージです。

例えば、旅行の際に豪華なレストランやホテルを利用し、好きなだけ高価な商品を買うことは「贅沢三昧」と表現することができます。

「贅沢三昧」の使い方

  1. この旅行は毎日、海鮮やステーキをたらふく食べることができている。まさに贅沢三昧だ。
  2. かつての贅沢三昧な暮らしが嘘のように、今あの芸能人は落ちぶれてしまった。
  3. A子さんの家族は、朝から盛りだくさんのフルーツを食べ、食後には美味しいケーキを食べるそうだ。そして頻繁に海外旅行に行く。まさに贅沢三昧な生活である。
  4. 贅沢三昧も良いが、そのうち感覚が狂って、新鮮味がなくなり、つまらなくなってしまう。

「贅沢三昧」の由来

「贅沢」の「贅」は、かつて通貨として使われた「貝」に、「有り余る」という意味をもつ「敖(ごう)」を組み合わせた会意文字です。余分なお金が有り余っていることを表します。

一方、「沢」は沢山という意味です。

 

「三昧」の由来は、インドのサンスクリット語の「サンマーディ」から来ています。

音訳(音を手がかりに語を写すこと)されてできた熟語なので、「三」と「昧」自体に意味はありません。

「サンマーディ」は、元は仏教の言葉です。瞑想(めいそう)を行うことで、究極の境地に達することを意味します。

「贅沢三昧」の類義語

「贅沢三昧」には以下のような類義語があります。

  • 活計歓楽(かっけいかんらく):贅沢を好き勝手に楽しむこと

「贅沢三昧」の対義語

「贅沢三昧」には以下のような対義語があります。

  • 質素倹約(しっそけんやく):贅沢をせず、節約をしてつつましく生活すること

「贅沢三昧」の英語訳

「贅沢三昧」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • live high on the hog
    (贅沢に暮らす)
  • indulging in every possible luxury
    (思うまま贅沢にふける)

まとめ

以上、この記事では「贅沢三昧」について解説しました。

読み方贅沢三昧(ぜいたくざんまい)
意味お金や物を思う存分に使うこと、思うまま贅沢にふけること
由来「三昧」はサンスクリット語が由来で、仏教などで精神の集中が境地に達するという意味
類義語活計歓楽
対義語質素倹約
英語訳indulging in every possible luxury(思うまま贅沢にふける)

贅沢三昧な暮らしは、誰でも一度は憧れを抱いたことがあるのではないでしょうか。

思いのまま、好きなだけお金と物を使って、高貴な暮らしをすれば、この上ない喜びを感じることができるでしょう。しかし、その分、周囲からの妬みは深いものになっていきます。

あまり驕(おご)らず、ほどよく贅沢をするのが良いのかもしれません。