今回ご紹介する言葉は、ことわざの「年貢の納め時(ねんぐのおさめどき)」です。
言葉の意味、使い方、由来、英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「年貢の納め時」をざっくり言うと……
読み方 | 年貢の納め時(ねんぐのおさめどき) |
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意味 | 今まで続けてきた物事に見切りをつける時期のこと |
由来 | 納めていなかった年貢を清算する時期 |
英語訳 | Your game is up.(あなたのゲームは終わりだよ。) |
「年貢の納め時」の意味をスッキリ理解!
「年貢の納め時」の意味を詳しく
「年貢の納め時」とは今まで続けてきた物事に見切りをつける時期のことです。また、悪事を働いた者が捕まり、罪に服するときのことも指します。
実は、「年貢の納め時」は、結婚の時によく使われることわざとして有名です。
大前提として、家庭を持つことは簡単なことではないですし、結婚というものは簡単に踏み切れるものではありません。
それに、今付き合っているパートナーがいたとしても、その相手が本当に運命の相手なのかは誰にもわかりません。
しかし、未婚のまま年齢を重ねた男女は、少なからず焦りを感じる人が多いです。
そして、今付き合っている相手が運命の相手か否かはわからないけれども、「結婚しようかな」と思う人もいるでしょう。
このある種の「諦め」の感情を持つ状況が、まさに「年貢の納め時」なのです。
「年貢の納め時」の使い方
- そろそろ年貢の納め時だ。
- いつかは年貢の納め時がくると思っていたが、今がその時らしい。
- 結婚相手に私を選ぶ時点で年貢の納め時だ。
「年貢の納め時」の由来
年貢とは、7世紀頃から江戸時代まで続いた、税金の一種です。農民は、年に一度、年貢を国に対して納めていました。
しかし、天候や災害で、思うように作物を収穫できない年もあります。また、いつの時代にも、働き手が足りていない家庭があります。
そのため、年貢を払えない農家も少なくなかったようです。
時代によりますが、滞納が見つかってしまえば、最後は無理してでも年貢を納めるか、受刑するかを選択します。
この状況が、「年貢の納め時」の由来です。
つまり、もともとは、納めていなかった年貢を清算する時期のことを指す言葉です。
これが転じて、「年貢の納め時」は、物事の見切りをつける時期という意味になりました。
「年貢の納め時」の英語訳
年貢の納め時を英語に訳すと、次のような表現になります。
- Every fox must pay his own skin to the flayer.
(狐はみんな自分の皮を剥ぎ、人に与えなければならない。) - Your game is up.
(あなたのゲームは終わりだよ。)
まとめ
以上、この記事では「年貢の納め時」について解説しました。
読み方 | 年貢の納め時(ねんぐのおさめどき) |
---|---|
意味 | 今まで続けてきた物事に見切りをつける時期のこと |
由来 | 納めていなかった年貢を清算する時期 |
英語訳 | Your game is up.(あなたのゲームは終わりだよ。) |
物事は妥協や諦めではなく、納得して決めたいものです。