「要因(よういん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「要因(よういん)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「要因」の意味をスッキリ理解!

要因(よういん):数ある原因の中で主となるもの

「要因」の意味を詳しく

「要因」は、数ある原因の中で主となるものという意味です。

物事が起きる原因にはさまざまなものがあります。その中でも結果につながる主なものが存在します。このように物事が起こったきっかけのうち、中心となるものを「要因」と言います。

言い換えると、何か事物の成立に際して、直接その原因となったものを指します。無くしては結果が成り立たないものが「要因」です。

 

ただし、原因の中で主要なものとは言えども、「要因」は一つとは限りません。複数の要素が関係している時に、いくつかの要素を指して「要因」と言われることが多いです。

そのため、「要因」の中でも最も大事なものは「主要因」と言うことで強調することができます。

逆に、ほぼ全ての原因に言及する必要がある場合も存在します。「要因を洗い出せ」などの表現を用いる時です。

「要因」の使い方

  1. 彼の成功の要因は、地道な努力に他ならない。
  2. トラブルの要因は、彼女の嘘であった。
  3. この商品がヒットした要因を探りたい。

①②の例文はいずれも、複数ある原因の中の一番主要な原因を明示するために「要因」を用いています。

①はポジティブな意味、②はネガティブな意味で使われています。このように「要因」は、良い物事・悪い物事いずれに対しても用いることができます。

③の例文のように「要因を探る」と表現する場合には、数ある原因の中から主要なものは何であるのか調べるという意味です。また、「要因」が何であるかわかっているが、さらに掘り下げて調べる場合も「要因を探る」と言います。

「要因」の語源

「要因」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :物事の肝心なところ、最も大切な点
  • :理由、事の起こるもと

この2語を合わせると、「物事の肝心な理由」「最も大切な理由」になります。

ここから数ある原因の中で主となるものという意味が推測できます。

「要因」の類義語

「要因」には以下のような類義語があります。

  • 原因:ある物事の状態を引き起こしたもとになった事、出来事
  • 理由:物事がそうなった根拠
  • きっかけ:物事が始まる動機、機会
  • 誘因:あることを引き起こす原因
  • 起因:物事の起こる原因

「要因」は良い物事・悪い物事いずれにおいても使うのに対して、「原因」は悪い物事に使う場合が多いです。

「要因」の対義語

「要因」には以下のような対義語があります。

  • 結果:ある物事、行為から生じた状態
  • 果て:終わり、最後

「要因」は物事が起きることを前提にしているので、物事が終わる状態を表す熟語が対義語として挙げられます。

「要因」の英語訳

「要因」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • factor
    (結果が生じるのに寄与した要素)

「要因」は英語では”factor”と訳します。

以下が例文です。

例文
  • Health is an important factor of happiness.
    (健康は幸福の大切な要因である。)
  • Drunk driving was a crucial factor in the accident.
    (飲酒運転が事故の決定的な要因であった。)

まとめ

以上、この記事では「要因」について解説しました。

読み方要因(よういん)
意味数ある原因の中で主となるもの
語源「物事の肝心なところ」「理由」という意味の漢字から
類義語原因、理由、きっかけなど
対義語結果、果てなど
英語訳factor

「要因」は難しい言葉ではないので、日常的に使う頻度が高いと思います。正しい意味を理解して、使いこなせるようにしましょう。