「貴台(きだい)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「貴台」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「貴台」の意味をスッキリ理解!

貴台(きだい):相手を敬って使われる二人称

「貴台」の意味を詳しく

「貴台」とは、相手を敬って使われる二人称のことです。

つまり、「あなた」をより丁寧に言うための言葉です。

「貴台」は、基本的に手紙で使われる言葉であり、口頭で使われることはほとんどありません。

「貴台」のもうひとつの意味

「貴台」は、相手の家や屋敷を敬って丁寧に言う語としても使われます。

もともとは、こちらの意味で使われていた言葉ですが、最近では二人称として使われることがほとんどです。

しかし、「相手の住宅」を指す場合もあると念のために覚えておきましょう。

「貴台」の使い方

  1. 貴台におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
  2. 貴台のご意見を伺いたく存じます。

上の例文のように、手紙の中で相手を指すときに使われます。

また、「貴台」の使い方には、以下のようなルールがあります。

  • 基本的に男性に使う
  • 「様」や「さん」は付けない
  • 複数形では使えない

「貴台」は、基本的に目上の男性に対して使う言葉です。女性には絶対に使えないというわけではありませんが、女性に対しては「貴女(きじょ)」を使うのが一般的です。

また、「貴台」はもともと丁寧な二人称の表現なので、さらに「様」や「さん」を付ける必要はありません。

さらに、「貴台」は個人を指す二人称なので、複数の相手を指すときには使えません。

複数の相手を丁寧な表現で表すときには「皆々様」などの表現を使います。

「貴台」の語源

「貴台」の漢字には以下のような意味があります。

  • :相手のこと・相手方に属するもの
  • :高くてたいらな土地・建物

つまり、「相手の建物」のことを表す漢字です。

もともとは、貴族の屋敷などを表すときに使われていました。

「貴台」の類義語

「貴台」には以下のような類義語があります。

  • 貴殿(きでん):男性が、相手の男性を敬って使う言葉

「貴台」と「貴殿」の違い

「貴台」は、手紙やメールなどの文書で書き言葉として使われます。そのため、言葉に出して読む弔辞や祝辞においてでは、「貴殿」を使うのが一般的です。

また、「貴台」は「貴殿」よりもかしこまった表現として使われることが多いです。

「貴台」の対義語

「貴台」には以下のような対義語があります。

  • 貴公(きこう):男が、対等以下の男の相手を指す語

「貴公」は、相手を指すための二人称ですが、自分と対等か、それ以下の立場の男性に対して使われる言葉です。

「貴台」や「貴殿」と間違えて、目上の人間に使わないように注意しましょう。

「貴台」の英語訳

「貴台」を英語に訳すと、次のような表現になります。

    • thou
      (あなた)

      • you
        (あなた)

基本的に、英語には丁寧語はありません。そのため、相手を指す二人称は “you” になります。

英語では、仕事上の目上の人物にも恋人にも、等しく “you” を使うのです。

ただし、昔は “you” のより丁寧な表現である “thou” という言葉が存在したのです。時が経つとともにどんどん使われなくなり、現在では “you” のみが一般的な二人称になりました。

しかしながら、シェイクスピアなどの文学作品の中や、北イギリスのヨークシャーなどの一部の地域ではいまだに “thou” が使われています。

まとめ

以上、この記事では「貴台」について解説しました。

読み方貴台(きだい)
意味相手を敬って使われる二人称
語源「相手の建物」という意味の漢字
類義語貴殿
対義語貴公
英語訳thou(あなた)
you(あなた)

「貴台」は、使用する際の注意点が多い言葉です。この機会にしっかりと理解しておきましょう。