実は全く違う!「予言」と「預言」の違い

違いのギモン

突然ですが、あなたは「人類滅亡の未来予測」というようなものを信じますか?時々話題になることがありますね。

未来の「よげん」とも言いますが、漢字で書く場合に、「予言」と「預言」のどちらを使う方が適切か分かりますか?

実はこの2語は、全く違う意味を持つ言葉なんです。

今回は、そんな「予言」と「預言」の違いについて解説します。

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結論:宗教に関係がある方が「預言」

「予言」は、一般的な未来に関する予測を指します。

一方で、「預言」は一神教(※)において預言者を通じて伝えられた神の言葉のことです。

  • 一神教(※):全知全能の唯一の神を信仰する宗教形態。キリスト教や、イスラム教などが代表例として挙げられる。

「予言」をもっと詳しく


「予言」を訓読みすると、「予め(あらかじめ)言う」となります。

つまり、「予言」は将来の事柄に関して、何かの予想をすることを言います。

未来を予測する方法は、特に限定されていないため、超常現象と科学的予想のどちらを用いた予測であっても、「予言」と言えます。

具体的には、以前に話題に上がった「ノストラダムスの大予言」などという未知の大災害に関するものや、データに基いて未来を予測する「統計学」による予測などが挙げられるでしょう。

英語の訳語は、 “prophecy” です。実はこの “prophecy” という単語は、下記で説明する「預言」の意味も併せ持っているので、英文を読んでいる時に出てきた際には注意が必要です。

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「預言」をもっと詳しく


「預言」の訓読みは、「言葉を預かる」となります。

ですので、「預言」を行うとは、ユダヤ教やキリスト教、イスラム教などの一神教において、神の言葉を聞き、それを人に伝えることを指します。

例えば、キリスト教の聖書では、予言者という単語は使われず「預言者」が用いられます。

このように、「預言」には、何かを予測するというニュアンスはなく、宗教的に特別な能力を持った人物が神の言葉を伝えるという意味で用いられる言葉です。

そのため、「預言」の内容としては、未来の世界の姿などに留まりません。その時代の人々の生き方に対して、「預言者」が忠告や批判をすることもあり、その宗教における正しいことを神に代わって伝えるという倫理的な内容も多くあります。

まとめ

この記事では、「予言」と「預言」の違いについて解説しました。

  • 予言:宗教とは無関係に行われる未来の予測
  • 預言:預言者に伝えられた一神教の神の言葉

間違いやすい同音語異義語ですが、使用されている漢字に注目すると、違いが分かりやすいでしょう。宗教にも関連するので、正しく使い分けていきたいですね。

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