「やばみ」とは？意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

「やばみ」とは「危機感を抱く様子、言い表せないほどの感動や感心を抱くさま」という意味です。

よく、若い人たちが「やばみ」と言って会話をしていますが、これはどういった意味なのでしょうか。

意味がわからず困っている方もいるかと思います。

今回はそんな「やばみ」について意味や使い方をご紹介します。

☆「やばみ」をざっくり言うと……

「やばみ」の意味

やばみは、「危機感を抱く様子、言い表せないほどの感動や感心を抱くさま」という意味です。

「やばみ」は以下のように成り立っています。

「やばみ」は本家のヤバイと比べて語感がかわいくなったことから若い女性を中心に愛用されています。

また、「やばみ」は「ヤバみ」とも表記されます。

「ヤバみ」という歌もある

ロックバンド、ヤバイTシャツ屋さんは2017年に「ヤバみ」という楽曲をリリースしています。

サビでは「やばみ」を連呼しており、言い表せないほどの感動や感心を抱く様子を表現していると評判です。

「やばみ」の使い方

「やばみ」は友達同士の会話やSNSなど、日常のカジュアルな場面でよく使います。

友達同士で会話する場合

友達同士で会話する場合は、以下のような例文で使用します。

くだけた言い方であり、敬語とともに使用する事はありません。

SNSで使用する場合

TwitterなどのSNSでは、自分の感情や感想を表すために「やばみ」を使用します。

たとえば、ブラック企業に関する内容の投稿がSNSで流れてきた場合、以下のように言います。

②の例文は、映画『おっさんずラブ』で黒澤部長が喋ったセリフで、それが広まりSNSなどで書き込まれるようになりました。

「やばみ」の由来

「やばみ」の語源は「やばい」です。

日本語は「うまみ」や「悲しみ」のように、形容詞の語尾を「み」に変えて名詞化させることがあります。

「やばみ」は、若者が中心となって「やばい」という形容詞の語尾を「み」に変化させたことで生まれました。

ちなみに、文法研究上では語尾に「み」を使った名詞は、「自分との一定の距離を置きながらも実感を伴っている感情を表すもの」と定義されています。

「やばみ」の派生語

「やばみ」には以下のような派生語があります。

どの単語も「やばみ」と同じ意味ですが、文字遊びによって文字が異なっています。

また、どれも既存の単語と「やばみ」をミックスさせて作り上げた単語です。

たとえば、「やばみざわ」は「テンションが上がった様子」を表す「あげみさわ」と、「やばみ」を組み合わせています。

「やばみ」の英語訳

「やばみ」を英語に訳すと、次のような表現になります。

「やばみ」を正確に表す英単語はないので、「やばみ」の英語訳は「やばい」の英語訳になります。

また、やばいも危険を表す場合と言い表せないような感情を意味する時もあって意味の幅が広いです。

そのため、やばいと「やばみ」の英語訳も必然的にフレーズの数が多くなります。

「〇〇み」という形の言葉

「やばみ」のように語尾に「み」がついた言葉には以下のようなものがあります。

どの言葉をもとの単語に「み」をくっつけることでアレンジを加えて名詞形にしています。

「やばみ」のまとめ

以上、この記事では「やばみ」について解説しました。

「やばみ」は若い人の会話でよく使いますが、実際の意味は「やばい」と変わりません。

これが分かれば、若い人たちの会話も理解できます。

ぜひ、参考にしてみてください。