心理学用語「ウィンザー効果」とは?意味と具体例を解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、心理学用語の「ウィンザー効果(うぃんざーこうか)」です。

言葉の意味、具体例、由来、英語訳、利用例についてわかりやすく解説します。

 

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「ウィンザー効果」の意味をスッキリ理解!

ウィンザー効果(うぃんざーこうか)直接言われるよりも第三者から間接的に言われたほうが信憑性・信頼性が増すという心理的効果

 

「ウィンザー効果」の意味を詳しく

「ウィンザー効果」とは、直接言われるよりも第三者から間接的に言われたほうが信憑性・信頼性が増す、という心理的効果のことです。

「うわさよりも本人に聞いたほうが信ぴょう性が高いじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、それは誤解です。

 

たとえば、上司から直接「俺はお前のことを本当に気にかけているんだぞ」と言われる場合と、同僚から「部長がいつもお前のことを心配しているよ」と言われる場合では印象がかなり違います。

直接言われる場合には、少し押しつけがましく、本当に自分のために言っているのか怪しい印象を受けます。

しかし、後者では「本当に気にかけていてくれたんだ」と素直に受け取れる印象に変わります。

 

ここで重要なのは、「部長が自分のことを心配していた」という同僚の話が本当なのかどうかではありません。

「話を聞いたときに、上司から直接聞くよりも、同僚から上司の話を聞くほうが信頼性が増し、素直に受け取れるようになる」という点です。

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「ウィンザー効果」が起こる理由

なぜ、本人から聞くよりも、第三者から聞くほうが信じやすいのでしょうか。

たとえば、セールスマンから商品をお勧めされても「自分の商品だから誉めているだけだろう」と疑ってしまいます。

しかし、その商品を売る会社に全く関係のない友人からお勧めをされたら、信じてしまいますよね。

つまり、利害関係が無い人は「嘘をつく必要がない」ため、より信用できると感じるのです。

「ウィンザー効果」の具体例

たとえば、恋愛に関して「ウィンザー効果」の例は以下のようなものがあります。

恋人に「本当に好きだよ」と直接言われるより、恋人の友達から「あいつは君の話ばっかりしているよ」「君のことが本当に好きなんだね」などと言われるほうが「本当に自分のことが好きなんだ」という自信につながりませんか?

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「ウィンザー効果」の由来

「ウィンザー効果」という名前はある小説に由来しています。

作家アーリーン・ロマネスの『伯爵夫人はスパイ』というミステリー小説です。

この小説の中の登場人物、ウィンザー伯爵夫人の台詞で「第三者の褒め言葉がどんな時も一番効果があるのよ、忘れないでね」というものがあります。

この台詞から、夫人の名前を取って「ウィンザー効果」と呼ばれるようになったのです。

「ウィンザー効果」の英語訳

ウィンザー効果を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Windsor Effect
    (ウィンザー効果)

 

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「ウィンザー効果」の利用例

「ウィンザー効果」はマーケティングの様々な場面で利用されています。

たとえば「食べログ」などの評価サイトがその一つです。

お店側が自ら「おいしいですよ」「安いですよ」とアピールをしてもあまり信ぴょう性は高くありません。「自分のお店ならほめるに決まっている」と思われてしまうためです。

しかし、評価サイトではそのお店に行ったお客さん、つまり第三者がお店の評価を行います。このシステムによって評価自体の信ぴょう性が非常に高まっているのです。

 

また、商品やサービスのホームページに自社商品のアピールだけでなく、お客さんの声を載せるということも多くされています。

しかし、ここで商品をほめたたえるようなコメントばかりを載せてしまうと「本当にお客さんの声なのか」という不信感を高めてしまうことにもなります。

そこで、お客さんの顔写真を一緒に載せたり、直筆のコメントを載せるなどの工夫も行われています。

まとめ

以上、この記事では「ウィンザー効果」について解説しました。

読み方ウィンザー効果(うぃんざーこうか)
意味直接言われるよりも第三者から間接的に言われたほうが信憑性・信頼性が増すという心理的効果
由来ミステリー小説の登場人物の名前から
英語訳Windsor Effect(ウィンザー効果)

「ウィンザー効果」は人とのコミュニケーションやマーケティングに深く広く関わっています。意味をしっかりと理解しておきましょう。

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