ことわざ「破れ鍋に綴じ蓋」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「破(わ)れ鍋に綴(と)じ蓋(ぶた)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「破れ鍋に綴じ蓋」の意味をスッキリ理解!

破(わ)れ鍋に綴(と)蓋(ぶた):どんな人にもふさわしい結婚相手がいることのたとえ

「破れ鍋に綴じ蓋」の意味を詳しく


「破れ鍋に綴じ鍋」とは、どんな人にもふさわしい結婚相手がいることのたとえです。

また、両者が似通った者同士であるという意味でも使われます。さらに、何においても似通った者同士の方がつり合いが取れてよいという意味もあります。

なお、「綴じ蓋」を「閉じ蓋」と書くのは誤りですので、注意しましょう。

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「破れ鍋に綴じ蓋」の使い方

  1. 一見頼りない彼だけれど、割れ鍋に綴じ蓋というように、私には彼みたいな人が一番合うんですよ。
  2. 割れ鍋に綴じ蓋という言葉があるので、欠点だらけの私に合う人にいつか出会えると信じている。

「破れ鍋に綴じ蓋」ということわざは、例文のように自分自身や自分のパートナーを謙遜して言う時に使われることが多いです。

基本的に、人を褒めるときには使いません。たとえお似合いの夫婦であっても「あなたがたはまさに破れ鍋に綴じ鍋ですね」などとうっかり口にしてしまうと失礼に当たるので、注意しましょう。

一方、いつも喧嘩ばかりしているのに長続きしている夫婦のことを「あの二人はまさに割れ鍋に綴じ蓋だな」などと言うことはあります。

「破れ鍋に綴じ蓋」の由来

破損した鍋にもそれ相応の蓋がある、ということから転じて、「破れ鍋に綴じ鍋」と言われるようになりました。

「破(わ)れ鍋」は、「割(わ)れなべ」とも書き、ひびの入った鍋のことを言います。

昔の鍋は焼き物(陶器)であったため、鍋にひびが入ってしまうことがあったのです。

 

また、「綴じ蓋」とは、二つ以上にわれて壊れたものをつなぎ合わせて修理した、鍋の蓋のことです。

「綴じる」には縫い合わせるという意味があります。

このことわざは、鍋と蓋を、夫婦や似通った者同士にたとえています。

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「破れ鍋に綴じ蓋」の類義語

「破れ鍋に綴じ蓋」には以下のような類義語があります。

  • 破れ鍋に欠け蓋
  • 合わぬ蓋あれば合う蓋あり
  • 似たもの夫婦
  • 蓼(たで)食う虫も好き好き
  • 牛は牛連れ、馬は馬連れ

「破れ鍋に綴じ蓋」の英語訳

「破れ鍋に綴じ蓋」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Every Jack has his Jill.
    (どのジャクにもみな似合いのジルがいる。)
  • There is no pot so ugly that a cover cannnot be found for it.
    (どんなに酷い鍋でもそれに合う蓋があるものだ。)
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まとめ

以上、この記事では「破れ鍋に綴じ蓋」について解説しました。

読み方 破(わ)れ鍋に綴じ蓋
意味 どんな人にもふさわしい結婚相手がいることのたとえ
由来 破れ鍋にもそれに合った綴じ蓋があるということから
類義語 破れ鍋に欠け蓋、似たもの夫婦など
英語訳 Every Jack has his Jill.(どのジャクにもみな似合いのジルがいる。)

誰にでも欠点はあるものですし、時には喧嘩になることもあると思います。

たとえ完璧ではなくても、互いに補い合う「破れ鍋に綴じ蓋」のような関係性こそが、良い夫婦に必要なことなのでしょう。

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