「歪曲」の意味とは？使い方から類語や英語や対義語まで例文付きで解説

今回ご紹介する言葉は、熟語の「歪曲(わいきょく)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「歪曲」をざっくり言うと……

このページの目次

「歪曲」の意味をスッキリ理解！

歪曲(わいきょく)：物事をわざとゆがめること

「歪曲」は「物事をわざとゆがめること」を意味します。日常生活でよく用いられるのは、「事実をわざとゆがめること」を意味する際です。その場合には、悪い意味であることがほとんどです。

「歪」という漢字には、「ゆがむ」や「ねじまがる」という意味があります。同様に「曲」という漢字にも、「曲がる」と書いて「まがる」と読むように、「まっすぐでない」や「ゆがめる」という意味があります。

①や②のように、物について「歪曲」を使う際には注意が必要です。「歪曲」はあくまでも「わざと」歪めることを指すため、もともとの形を歪めた場合にのみ用いることができるのです。

よって、もともと曲がりくねった山道などを指す際に「歪曲」は使えません。そういった場合は「湾曲」を使うのが適切です。

歪曲には以下のような類義語があります。

どちらも、「事実をわざとゆがめること」を指す点で「歪曲」の類義語と言えます。

歪曲を英語に訳すと、次のような表現になります。

distortion・skewness は、主に物がゆがんでいることを指します。意図的に事実を曲げることを表現する際は falsification を用いましょう。

また、「～について事実をゆがめる」と言う場合は ”make a false representation” と表現します。

以上、この記事では「歪曲」について解説しました。

日常生活では、主に「事実を曲げる」という意味で使われる「歪曲」ですが、物についても使うことができます。「湾曲」との違いにも注意して、正しく使いましょう。