「バイオレンス」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「バイオレンス」です。

「バイオレンス」の意味、「バイオレンス」が付く言葉、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

☆「バイオレンス」をざっくり言うと……

英語表記バイオレンス(violence)
意味暴力・暴力的であること
「バイオレンス」が付く言葉ドメスティック・バイオレンス
バイオレンス映画
語源「行為や現象の激しさや強烈さ・荒々しい行為」という意味の英単語 “violence”
類義語スプラッタ

「バイオレンス」の意味をスッキリ理解!

(violence):暴力・暴力的であること

「バイオレンス」の意味を詳しく

「バイオレンス」とは、暴力・暴力的であることです。

「暴力」そのものを指すことの他に、「暴力的なようす」や「暴力的であること」という意味で使われるのです。

「バイオレンス」が付く言葉

「バイオレンス」が付く言葉には、以下のようなものがあります。

  • バイオレンス映画
  • ドメスティック・バイオレンス
  • ジェンダー・バイオレンス

「バイオレンス映画」の意味

「バイオレンス映画」とは、「暴力的な表現が多い映画」のことです。

人を殴ったり、殺害したりする描写が多い映画が「バイオレンス映画」と表現されます。

殺害シーンにおける生々しい描写が特徴の「スプラッタ映画」と似た意味の言葉です。

「ドメスティック・バイオレンス」の意味

「ドメスティック・バイオレンス」には、「家庭内での暴力や攻撃的行動」という意味があります。英語表記では “domestic violence” となり、頭文字をとってDVと略されます。

親から子に対する暴力行為は「虐待」に当たるので、「ドメスティック・バイオレンス」は、配偶者への暴力行為を表すものです。

また、まだ婚姻関係ではない恋人の間で起こる暴力やハラスメント行為は「デートDV」などと言われます。

「ジェンダー・バイオレンス」の意味

「ジェンダー・バイオレンス」とは、「親しい関係にあるカップル内において行われる暴力」のことです。

婚姻関係にあるかどうかは問われません。夫婦や恋人などのカップル内で行われる暴力全般のことを表します。

つまり、「ジェンダー・バイオレンス」とは、「ドメスティック・バイオレンス」や「デートDV」を含んだ意味の言葉です。

「バイオレンス」の使い方

「バイオレンス」には以下のような使い方があります。

  1. ドメスティック・バイオレンスは、法律によって禁止されている。
  2. 血が苦手な彼女に、あのようなバイオレンス映画は向かなかったようだ。
  3. バイオレンスな表現は受け入れられにくい。

➊の「バイオレンス」は「暴力」という意味で使われています。

➋と➌の「バイオレンス」は、「暴力的な」という意味で使われています。

「バイオレンス」の語源

「バイオレンス」の語源は英語の “violence” です。

英語の “violence” は、「行為や現象の激しさや強烈さ」や「荒々しい行為」を表します。

それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。

「行為や現象の荒々しさ」の意味

“violence” は、人が行う行為や、天候や現象が荒々しいようすを表す際に使われます。

  • Ring the bell with violence.:ベルを激しく鳴らす。
  • the violence of a volcanic eruption:噴火の激しさ

「荒々しい行為」の意味

“violence” には、「荒々しい行為」という意味があります。以下のようなもの全般を表します。

  • 暴力
  • 乱暴
  • 暴行
  • 強姦
  • 虐待

「バイオレンス」は、相手を傷つける行為や、合意なしに無理やり行う行為などを表します。

英語の “violence” には、カタカナ語の「バイオレンス」には含まれていない意味も含まれているので、注意しましょう。

「バイオレンス」の類義語

「バイオレンス」には以下のような類義語があります。

  • スプラッタ:猟奇殺人、大量虐殺、血しぶきなどを描いたホラージャンル

まとめ

以上、この記事では「バイオレンス」について解説しました。

英語表記バイオレンス(violence)
意味暴力・暴力的であること
「バイオレンス」が付く言葉ドメスティック・バイオレンス
バイオレンス映画
語源「行為や現象の激しさや強烈さ・荒々しい行為」という意味の英単語 “violence”
類義語スプラッタ

「バイオレンス」は、「ドメスティック・バイオレンス」や「バイオレンス映画」などの単語でよく使われます。この機会に、語源の意味まで、しっかりと理解しておきましょう。