「アンタッチャブル」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アンタッチャブル」です。
「アンタッチャブル」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

「アンタッチャブル」の意味をスッキリ理解!

アンタッチャブル(untouchable):言及したり関係を持ってはいけない存在や領域

「アンタッチャブル」の意味を詳しく

「アンタッチャブル」とは、言及したり関係を持ってはいけない存在や領域のことです。

「アンタッチャブル」には複数の意味がありますが、もっとも一般的なのは上記の意味です。

「アンタッチャブル」は他にも以下のような意味で使われます。

  • ディフェンスがうまいボクサー
  • 賄賂(わいろ)が通用しない相手
  • 不可触民

「アンタッチャブル」は良い意味でも、悪い意味でも使われるのです。

それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。

「ディフェンスがうまいボクサー」という意味

「アンタッチャブル」には、文字通り、「触れることができない」という意味から「ディフェンスのうまいボクサー」という意味があります。

動体視力やスピードが優れていて、相手選手が触れることもできないようなボクサーのことです。

具体的には、アルゼンチンのプロボクサーであるニコリノ・ローチェへの敬称として使われたのが有名です。

「賄賂が通用しない相手」という意味

「アンタッチャブル」には、「賄賂が通用しない相手」という意味もあります。

賄賂が通用しない「お硬い」相手のことを比喩(ひゆ)的に「アンタッチャブル」と呼ぶのです。

その代表例としてFBI(アメリカ連邦捜査局員)のことを指すこともあります。

これは、FBIの酒類取締局職員であるエリオット・ネスをリーダーとする特別捜査班が買収に一切屈しなかったことから使われるようになった表現です。

「不可触民」という意味

「アンタッチャブル」には「不可触民」という意味もあります。

「不可触民」とは、ヒンドゥー教社会において、もっとも低い身分とされている人たちのことです。

インドで信仰者が多いヒンドゥー教では、カースト制という身分制度があり、信者は生まれによって4段階の身分に分けられます。

そのカーストにさえ分類されない「アウトカースト」の人々を「不可触民」と言うのです。

「アンタッチャブル」の使い方

「アンタッチャブル」には以下のような使い方があります。

  1. その話題はアンタッチャブルだから、気を付けたほうがいい。
  2. アンタッチャブルには、賄賂なんか通用しないよ。
  3. インドでは、アンタッチャブルは差別を受けている。

➊の「アンタッチャブル」は、「言及したり関係を持ってはいけない存在や領域」という意味で使われています。

➋の「アンタッチャブル」は、「FBI捜査官」という意味で使われています。

➌の「アンタッチャブル」は、「ヒンドゥー教における不可触民」という意味で使われています。

「アンタッチャブル」の語源

「アンタッチャブル」の語源は英語の “untouchable” です。

“un” は否定の意味がある接頭語、 “touch” は「触る」という動詞、 “able”は「できる」「可能」という意味の接尾語 です。

つまり、“untouchable”は直訳で「触れることができない」という意味です。

「アンタッチャブル」の類義語

「アンタッチャブル」には以下のような類義語があります。

  • 聖域:侵してはならない神聖な場所
  • 禁断の領域:侵してはならないない場所・範囲
  • タブー:ふれたり口に出したりしてはならないとされているもの

まとめ

以上、この記事では「アンタッチャブル」について解説しました。

英語表記アンタッチャブル(untouchable)
意味言及したり関係を持ってはいけない存在や領域
語源「触れることができない」という意味の英単語 “untouchable”
類義語聖域、禁断の領域、タブー

「アンタッチャブル」は、さまざまな意味を持つ言葉なので、文脈によって意味を判断しましょう。