ことわざ「蘊蓄を傾ける」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「蘊蓄を傾ける(うんちくをかたむける)」です。

言葉の意味・使い方・英語訳について分かりやすく解説します。

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「蘊蓄を傾ける」の意味をスッキリ理解!

蘊蓄を傾ける(うんちくをかたむける):自分の持っている知識や技能のすべてを出し尽くすこと

「蘊蓄を傾ける」の意味を詳しく


「蘊蓄を傾ける」は、「自分の持っている知識や技能のすべてを出し尽くすこと」という意味のことわざです。

「蘊蓄(うんちく)」とは、勉強や研究を十分に行って蓄えた深い知識や技能のことです。「薀蓄」と表記することもあります。「蘊蓄」は、物事に対する深い知識や理解のことを指す言葉なので、本来は良いものとして扱われています。

しかし、最近では「彼は、蘊蓄をやたら言いたがる」などのようなマイナスの文脈で用いられることが増えてきています。これは本来の使い方ではありません。

なお、「蘊蓄をたれる」などの表現は誤りです。注意しましょう。

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「蘊蓄を傾ける」の使い方

  1. 彼が蘊蓄を傾けて書いた文学作品が、先日賞を獲得した。
  2. お酒を飲み交わしながら、お互いに蘊蓄を傾け合った。
  3. 専門家の先生に話を伺いに行くと、大変貴重な蘊蓄を傾けて下さった。

「蘊蓄を傾ける」の英語訳

「蘊蓄を傾ける」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • apply one’s whole stock of knowledge to the task
    (仕事のために、蓄えていたすべての知識を傾ける)
  • draw freely on one’s deep learning
    (深い知識を惜しげなく引っぱってくる)
  • display one’s erudition
    (学識を発揮する)

“apply one’s whole stock of knowledge to the task” のstockは、storeに書き換えることができます。また、 “to the task” は省略可能です。

“display one’s erudition” のdisplayは、 “pour out” に書き換えられます。

“one’s whole stock of knowledge” “one’s deep learning” “one’s erudition” が、「蘊蓄」の英語訳にあたります。

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まとめ

以上、この記事では「蘊蓄を傾ける」について解説しました。

読み方 蘊蓄を傾ける(うんちくをかたむける)
意味 自分の持っている知識や技能のすべてを出し尽くすこと
英語訳 apply one’s whole stock of knowledge to the task(仕事のために、蓄えていたすべての知識を傾ける)

すでにご紹介しましたが、本来「良いもの」である蘊蓄が、最近ではマイナスの文脈においても使われるようになっています。このような表現が広く浸透した背景には、話し手側にも問題があると考えられます。

相手が不愉快に感じるほどの蘊蓄は、確かに良いものではないでしょう。人はつい、新しく知ったことや自分が人よりもよく知っていることについて、誰かに話したくなるものです。しかし、蘊蓄は「傾ける」ものであり、ひけらかすものではありません。

「蘊蓄」の本来の意味を、話す側もきちんと理解することが重要だと言えます。

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