今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アルティメット」です。
「アルティメット」の意味や使い方、語源、ルールについてわかりやすく解説します。
☆「アルティメット」をざっくり言うと……
英語表記 | アルティメット(ultimate) |
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意味 | フリスビーを用いて点を取り合うスポーツの名称 |
語源 | 英語で「究極」を表す”ultimate”より |
必要人数 | 1チーム7人 |
「アルティメット」とは?
「アルティメット」の意味を詳しく
「アルティメット」とは、バスケットボールとアメリカンフットボールを合わせたような形式のスポーツで、ボールの代わりにフリスビーを使うのが大きな特徴です。
アメリカンフットボールなどで使われるボールは投げても放物線を描いてすぐに落下しますが、フリスビーは投げ方を工夫することで、様々な飛び方をします。これは「アルティメット」の醍醐味のひとつです。
プレイは全身を使う上に様々な動きを要求され、体力を使います。フリスビーの正確なコントロールも要求されるため、簡単そうに見えてもかなりハードです。
基本は芝の上でプレイされますが、砂浜で行うものは「ビーチアルティメット」と呼びます。こちらはチームの人数やコートの広さなどが通常の物よりも小さく、ルールも場所に合わせてやや変わっています。
1960年代にアメリカの高校生によって考案された、非常に新しいスポーツです。現在では世界約40ヵ国でプレイされており、世界選手権も行われています。女性のみのリーグや、男女混合のリーグなど、様々な形態があります。オリンピックの種目にはなっていませんが、ワールドゲームズの公式種目になっています。
日本では主に大学生になってから始めるプレイヤーが多く、大学生の大会が開かれています。
現在のオリンピックは非常に大規模なもので、種目にも制限があります。しかし、オリンピックの種目に選ばれていないスポーツにも、人気の高いものは多く存在します。それらを集めて大きな大会にしたのが、ワールドゲームズです。
第二のオリンピックとも言われており、ワールドゲームズの種目が新しくオリンピックの種目になることもあります。アルティメットを始めとして、スカッシュやビリヤード、合気道など様々な種目が行われます。
四年に一度、夏季オリンピックが開催された次の年に開催されます。開催都市はオリンピックと同様に毎回変わり、2001 年には、日本の秋田で開催されたこともあります。
「アルティメット」の使い方
「アルティメット」は文中では以下のように使われます。
- 友人が出るアルティメットの試合を観戦しに行く。
- 大学でアルティメットのサークルに入り、日々練習している。
「アルティメット」の語源
「アルティメット」は、英語の”ultimate”が由来になっています。「究極の、最高の」という意味を持つ単語です。
ディスクの飛ばし方やジャンプ力、体力など、様々な技能が必要なため「究極のスポーツ」だということで、この名前が付けられました。
「アルティメット」のルール
7人1チームで敵味方に分かれ、フリスビーを投げてコートの両端にあるエンドゾーンを目指します。敵チームのエンドゾーンでフリスビーをキャッチすると、自分のチームに点が入ります。ルール上、フリスビーを地面につけてはならないため、選手は走ったり跳んだりと、様々な動きを要求されます。
試合は、テニスや卓球と同じように、どちらかのチームが一定の点数を取ることで勝敗が決まります。公式の大会では、17点先取したチームが勝ちだと定められています。
どの位置から点を入れても1点であり、バスケットボールにおける3ポイントシュートのようなルールはありません。
審判がおらず、自分たちで試合をしながらジャッジを行うことも、「アルティメット」の大きな特徴のひとつです。
バスケットボールと同じように、身体接触によるファウルや、フリスビーを持ったまま歩いてはならないトラベリングなどのルールがあります。
まとめ
以上、この記事では「アルティメット」について解説しました。
英語表記 | アルティメット(ultimate) |
---|---|
意味 | フリスビーを用いて点を取り合うスポーツの名称 |
語源 | 英語で「究極」を表す”ultimate”より |
必要人数 | 1チーム7人 |
日本ではまだまだマイナーなスポーツですが、機会があったらぜひチャレンジしてみてください。