四字熟語「丁々発止(ちょうちょうはっし)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「丁々発止(ちょうちょうはっし)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「丁々発止」の意味をスッキリ理解!

丁々発止(ちょうちょうはっし):激しく意見をぶつかり合わせる様子。激しく音を立てながら、刀で打ち合う様子。

「丁々発止」の意味を詳しく

「丁々発止」は「丁々」と「発止」という2つの言葉から成り立っています。

「丁々」は「丁々(と)」という副詞の形で用いられることが多い言葉です。「かんかん(と)」「ちんちん(と)」という意味で、物を続けて強く打つ音を表す言葉です。「丁々」は「丁丁」と書いたり、「打打」と書いたりすることもありますが、全て同じ意味を表します。

「発止」も「発止(と)」という副詞の形で用いられることが多い言葉です。物を強く打ったり、勢いよく飛来してくる物を受け止めたりするさま、また堅い物と堅い物がぶつかる音を表します。「発止」は「発矢」と書くこともあります。

 

つまり、「丁々」も「発止」も「物を強く打つ音」や「堅い物と堅い物がぶつかる音」を表す言葉です。

「丁々発止」は、「刀」や「議論」が「丁々と」または「発止と」ぶつかり合う様子、すなわち激しく音を立てながら、刀で打ち合う様子や、激しく意見をぶつかり合わせる様子を表す言葉です。

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「丁々発止」の使い方

  1. 部長を誰にするかという部内会議は白熱しており、前部長と前副部長が丁々発止と意見を戦わせている。
  2. 大将同士が交わす丁々発止の斬り合いの迫力に気圧(けお)され、誰も近づくことができない。
  3. 剣術を上達させるには、丁々発止の戦いを重ねることが重要である。
  4. 嫁と姑の丁々発止のやり取りは、見ているこちらまで緊張してくる。
  5. 丁々発止の議論が続き、予定の時間を大幅にオーバーしてしまった。

「丁々発止」の類義語

丁々発止には以下のような類義語があります。

  • 侃侃諤諤(かんかんがくがく):お互いに遠慮することなく、激しく議論を交わす様子。
  • 焦唇乾舌(しょうしんかんぜつ):激しく言い争いをすること。
  • 兵戈槍攘(へいかそうじょう):兵の武器が乱れ動くほど、戦闘が激しい様子。
  • 竜騰虎闘(りょうとうことう):実力が拮抗しているもの同士が全力で戦うこと。
  • 竜虎相搏(りょうこそうはく):強い者同士が激しく戦うこと。
  • 竜攘虎搏(りょうじょうこはく):実力が拮抗している者同士が激しい戦いを繰り広げること。
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「丁々発止」の英語訳

丁々発止を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • exchange of heated argument
    (熱弁の応酬)
  • cross swords
    (刀を交わす)
  • sound of clashing swords
    (刀がぶつかる音)

まとめ

以上、この記事では「丁々発止」について解説しました。

読み方 丁々発止(ちょうちょうはっし)
意味 激しく意見をぶつかり合わせる様子。激しく音を立てながら、刀で打ち合う様子。
類義語 侃侃諤諤(かんかんがくがく)、焦唇乾舌(しょうしんかんぜつ)、兵戈槍攘(へいかそうじょう)、竜騰虎闘(りょうとうことう)、竜虎相搏(りょうこそうはく)、竜攘虎搏(りょうじょうこはく)など
英語訳 exchange of heated argument (熱弁の応酬),cross swords(刀を交わす),sound of clashing swords(刀がぶつかる音)

「丁々発止」は、激しく音を立てながら、刀で打ち合う様子を表す言葉です。しかし火器の登場によって、戦いにおいて刀が用いられることは少なくなりました。さらに、外交という「議論」によって戦いが回避されることが多くなり、「丁々発止」は意見をぶつけ合うことを表すようになりました。

「丁々発止」が再び「武器」で打ち合うことを示す言葉とならないように、平和な世の中を維持していきましょう。

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