どんな違いが?「真実」と「真理」の違いをわかりやすく解説!

違いのギモン

皆さんは「真実」と「真理」の違いを理解していますか?

おそらくあまり意識せずに使い分けている人が多いことでしょう。しかし、明確にニュアンスの異なる言葉です。

この記事では、「真実」と「真理」の違いについて、例を挙げながらわかりやすく解説します。

結論:「真実」はうそのない本当のこと、「真理」は不変の道理

「真実」は「うそや飾りのないこと」「本当のこと」を指します。一方、「真理」は「どんなときにも変わることのない正しい道理」を指します。

「真実」をもっと詳しく


「真実」は「うそや飾りのないこと」「本当のこと」を指します。また、「本当に」「まったく」といった意味で使われる場合もあります。

「真」と「実」は「人間が手を加えていない、あるがままの」という意味を表す漢字です。「真実」という熟語は、この二つの漢字を連ねて「あるがまま」、つまり、「うそや飾りのないこと」を意味します。

「真実」の使い方の例

実際にどのように「真実」が使われるのか、例を挙げて説明します。

  1. まるで探偵のように、その事件の真実を暴いた。
  2. 自転車で登校した日に限って雨が降るから、真実困り果ててしまった。
  3. 真実は時として残酷な場合があるため、あえて口を閉ざすことも必要かもしれない。
①は「真実を暴いた」で「嘘や飾りのない本当のことを明らかにした」という意味を表します。

②の「真実」は「本当に」という意味で使われています。

③は「本当のこと」「事実」という意味で使用されています。

「真理」をもっと詳しく


「真理」は「どんなときにも変わることのない正しい道理」を指します。「真実」は実際の事象を指すことが多いですが、「真理」は考えや道理などの抽象的なものを指すことが多いです。

「理」は、宋学という中国の古い学問で「この宇宙を成り立たせている根本の原理」を意味します。つまり「真理」で「あるがままの根本の原理」という意味になります。

「真理」の大切なニュアンスとして「不変」であることがあげられます。時間や場所に左右されず変わらない道理であることを表しています。

「真理」の使い方の例

実際にどのように「真理」が使われるのか、例を挙げて説明します。

  1. 人類は永久不変の真理にたどり着くことがあるのだろうか。
  2. 風呂上りのコーラが最高にうまいのは真理だね。
  3. 真理の探究は楽しくてやめられない。
①の「永久不変の真理」は「いつもどこでも変わらない道理」を表します。「真理」の「不変」というニュアンスを強調したいときに「永久不変の」や「不変の」と併せて使われます。

②の「風呂上りのコーラが最高にうまい」ことは「不変の道理」ではありませんが、誇張(こちょう)して表現するために「真理」が使われます。

③の「真理の探究」は「不変の道理を追い求めること」を表します。

「真実」と「真理」の類義語

「真実」と「真理」の類義語を以下にまとめました。

  • 事実
    「本当のこと」を意味します。「事実」に比べて「真実」は、より社会的に広く認められる事柄というニュアンスが強くなります。
  • 本当
    「偽(いつわ)りではないこと」を意味します。
  • 真相
    「事件などの本当のありさま」を意味します。

「真実」と「真理」の対義語

  • 誤謬(ごびゅう)
    意味は「考えや知識などの誤り」です。
  • 虚偽
    「真実でない事を、誤ってまたは故意に、真実だとすること」を意味します。
  • うそ
    「事実ではないこと」を意味します。

まとめ

以上、この記事では、「真実」と「真理」の違いについて解説しました。

  • 真実:うそや飾りのないこと、本当のこと
  • 真理:どんなときにも変わることのない正しい道理
「真実」はあくまでも「事実」の延長線上にある言葉なのに対し、「真理」は不変のニュアンスが強い言葉でした。

ある事柄を「真実」なのか「真理」なのか判断することができれば、その現象を正しくとらえる力が身につくでしょう。

正しい物を単に正しいと受け取るのではなく、どの程度正しいのかまで考えてみてください。