今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「トラベル」です。
「トラベル」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。
☆「トラベル」をざっくり言うと……
英語表記 | トラベル(travel) |
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意味 | 旅行 |
語源 | 英語の “travel” |
類義語 | トリップ、ジャーニーなど |
「トラベル」とは?
「トラベル」の意味を詳しく
「トラベル」は「旅行」というのが主な意味のカタカナ語です。住んでいる地域を離れてよその地域へ出向くことです。通勤通学の場合で自宅から遠くに出向くこともありますが、「トラベル」には該当しません。
通勤通学は学校や職場に出向くという目的ですが、「トラベル」の目的は異なっています。「トラベル」は主に気分転換や同行する仲間との交流を深める目的であることが多いです。
たとえば、同じ職場で働いている人たちと行く「トラベル」があります。これは社員同士で交流を深めて業務をさらに円滑に進めるためにあります。
「トラベル」の使い方
- 明日からトラベルに行く。
- トラベル用品を買い漁ることができた。
- 旅行代理店でパッケージトラベルについての話を聞く。
「トラベル」を使用するのは、どこか遠くに観光に行く場合が多いです。「トラベルに行く」「トラベルに出発する」という使い方をするのが一般的です。
③の例文に登場する「パッケージトリップ」とは、「宿泊するホテルや航空券など全てセットになった旅行プラン」のことです。
たとえば「パリのパッケージトラベル」という商品があった場合、「どのホテルに泊まるか」「どの飛行機に乗るのか」などがあらかじめ決められており、全て一緒に販売されているのです。そのため、新たにホテルや航空券を予約する必要がありません。
「トラベル」の語源
「トラベル」の語源は英語の travel です。カタカナ語の「トラベル」とほぼ同じ意味です。しかしながら英語のtravelの方が多く意味があります。たとえば「光や音が伝わる」「知らせや噂が伝達される」という意味です。こちらの意味はカタカナ語の「トラベル」にはありません。
また、英語のtravelの語源をさらにさかのぼってみると、ラテン語になります。ラテン語の「拷問器具」という意味です。同じラテン語系のフランス語ではtravaillerになります。これは「働く」という意味です。
どちらも共通しているのは、楽しい物ではないということです。「拷問」「労働」は苦しい物です。すなわち、 travelという単語ができたときに「旅行」は辛くて苦しい物だという認識が人々の間ではあったのです。
昔は飛行機もなく、ヨーロッパの大地には高い山脈もあることから、移動には命の危険性も伴いました。travelの語源にはこうした背景があったのです。
「トラベル」の類義語
「トラベル」には以下のような類義語があります。
- トリップ:小旅行
- ジャーニー:長い期間の旅行
「ジャーニー」は「長い期間の旅行」という意味のカタカナ語です。「トリップ」「トラベル」と比較して1番期間の長い旅行に対して使用します。期間を設けない旅やあてのない旅のことを「ジャーニー」と言います。また、旅の道のりに対しても「ジャーニー」ということが多いです。
実はビジネス用語として「ジャーニー」よく使われます。その場合には「カスタマージャーニー」というように使用されます。これは顧客が製品を知って実際に購入に到るまでの道のりを表したものです。マーケティングの際に使うので知っておくと役に立つかもしれません。
まとめ
以上、この記事では「トラベル」について解説しました。
英語表記 | トラベル(travel) |
---|---|
意味 | 旅行 |
語源 | 英語の “travel” |
類義語 | トリップ、ジャーニーなど |
「トラベル」は非常によく使う単語です。「トラベル」を楽しみにして生きている人も多いのではないでしょうか。「トラベル」の語源とは全く違って、楽しいですよね。
ぜひこの記事で「トラベル」の意味や使い方を学習して、実際の生活でも役に立てるようにしましょう。