「徒党(ととう)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「徒党(ととう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「徒党」の意味をスッキリ理解!

徒党(ととう):あるよくない目的のために集まった仲間

「徒党」の意味を詳しく

徒党とは、あるよくない目的のために集まった仲間を指す熟語です。たとえば、暴力的な目的で集まった仲間を徒党とよびます。

 

徒党は、「徒」という字と「党」という字が組み合わさってできた熟語です。

「徒」は、「学問の徒」などという表現に使われるように、仲間や同じグループに属する者同士を指します。また、「党」は、共通の利害などを持ち、そのために結びついた集団を指します。

もともとは中世に地域別に分布した、同族的な中小規模の武士団を「党」と言いました。初期は親族同士の小規模な結びつきを指しましたが、次第に住んでいる土地や政治的な目的が同じ者同士で団結するようにもなりました。

また、「同じ目的で結びついた集団」という意味で、「一揆」とも呼ばれていました。

 

このように、特定の目的を持って結びついた集団を表す似た意味の二文字が重ね合わせられることで、「徒党」という言葉が成立しています。

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「徒党」の使い方

  1. 君主の横暴な政治に対し、民衆が徒党を組んで押し寄せてきた。
  2. 敵対する国々が、徒党を組んで戦おうとしているとの知らせが入った。

上記の例文のように、「徒党」は「組む」という言葉とよく結びついて使われます。

①の例文では、圧政への抵抗という目的のために「民衆」が徒党を組んでいます。

同様に②の例文では、ある国に対し、敵対する国々が同じ利害のもとに団結しています。

このように、ある特定の標的に対して敵対する形で「徒党を組む」という状況が発生するのです。

「徒党」の類義語

徒党には以下のような類義語があります。

  • 仲間:一緒に物事を行う関係
  • 一味:同じ目的のために集まった仲間
  • 派閥:出身や政治的な意見で結びついた排他的な集団

「仲間」は、単に同じ物事を共に行う間柄のことを表す言葉です。それぞれの主義や互いの親密度にかかわらず、共同で作業などを行えば「仲間」と言えるでしょう。

それに対し、「一味」は、「仲間」の中でも特に、目的を共にする関係です。
多くの場合、悪事を成す目的で集まっているときにこの言葉が使われます。そのため、集団の自称ではなく、むしろ対立する側の集団が相手の集団に対し敵意を持って呼ぶ場合に使用されがちです。

「派閥」は、集団の中の小集団について、出身や縁故などを根拠に集まったものを指します。たとえば、同一の政党の中で、それぞれの主張などによって異なる小集団が作られている場合などを「派閥」と言い表します。

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「徒党」の英語訳

徒党を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • conspirators
    (共謀者)
  • confederate
    (徒党を組む)
“conspirators”は、「共謀者」という意味を持つ英単語です。徒党を組んでいる人を指す場合には、この単語が近い意味となります。

「共謀者」とある通り、善行を行う人ではなく、むしろ悪事のために他者と組んでいる人のことを表すため、ただの仲間ではなく「徒党」のニュアンスがしっかりと表現できます。

「徒党を組む」という形で表現したい場合は、”confederate”という動詞を使うとよいでしょう。

ただし、この単語だけでは「連合する」といったプラスのイメージも含んでしまうため、特に悪事を行うためのまとまりであることを表現したいのであれば、他に言葉を補う必要があります。

まとめ

以上、この記事では「徒党」について解説しました。

読み方徒党(ととう)
意味あるよくない目的のために組まれた仲間
類義語仲間、一味、派閥など
英語訳conspirators(共謀者)

「徒党」という言葉は、現代ではあまり馴染みのない言葉であるかもしれませんが、読み物などにはよく使われる表現です。しっかりと意味を理解して、正しく使えるといいですね。

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