ことわざ「捕らぬ狸の皮算用」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「捕らぬ狸の皮算用」の意味をスッキリ理解!

捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう):不確かなものに期待をかけて、計画を寝ること

「捕らぬ狸の皮算用」の意味を詳しく

「捕らぬ狸の皮算用」は、不確かなものに期待をかけて、計画を練るという意味です。このことわざは、実際に叶う可能性が低いものに対して使用します。

したがって、「魚が釣れたら、塩焼きにして食べよう」「古着が売って、新しいネクタイを買おう」など、実現する可能性が高い場合には使用しません。

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「捕らぬ狸の皮算用」の使い方

「捕らぬ狸の皮算用」は、以下のように使用します。

  1. ボーナスで何を買うか考えることは、獲らぬ狸の皮算用だよ。まだ貰えるのかどうかもわからないのに。
  2. 次の懸賞は必ず当たるからと、取らぬ狸の皮算用をして浪費を続けているね。そのままでは、いつまでも貯金は増えないと思うよ。

①は、まだボーナスの額が決まっていないどころか、貰えない可能性もある状況です。それなのに、貰えることを前提に買うものを決めることを「取らぬ狸の皮算用」と例えています。

②は、すでに何度も懸賞に落選しているのにも関わらず、当選を前提にお金を使ってしまっている状況です。

「捕らぬ狸の皮算用」の由来

「取らぬ狸の皮算用」の由来は、まだ狸を捕らえていないうちから、狸の皮で儲けようと考えることから来ています。ことわざに「狸」を使用する理由は2つあります。1つ目は、狸の皮はもともと、防寒着として高額で取引されていた為です。

そして2つ目は、人を化かす言い伝えがある「狸」を使用することで、捕らえたことを想定している人間の「愚かさ」を強調しています。

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「捕らぬ狸の皮算用」の類義語

「捕らぬ狸の皮算用」には以下のような類義語があります。

  • 穴の狢(むじな)を値段する:当てにならないことを当てにして、その気になる愚かさのこと
  • 生まれぬ先の襁褓(むつき)定め:準備ばかり早く、大袈裟(おおげさ)なこと
  • 海も見えぬに船(ふな)用意:手回しが良すぎること
  • 沖な物あて:まだ手に入っていないものを、当てにすること
  • 卵を見て時夜(じや)を求む:順序を考えず、せっかちに結果を求めること
  • 長範(ちょうはん)があて飲み:人のお金を当てにして、失敗すること
  • 飛ぶ鳥の献立(こんだて):手に入れる前に、その使い道を早々と計画すること
  • 儲けぬ前の胸(むな)算用:不確かな事柄に期待をかけて、計画を立てること

「捕らぬ狸の皮算用」の英語訳

「捕らぬ狸の皮算用」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Catch the bear before you sell its skin.
    (毛皮を売る前に熊を捕らえよ。)
  • Don’t count your chickens before they are hatched.
    (卵がかえらないうちから雛鳥の数を数えるな。)
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まとめ

以上、この記事では「捕らぬ狸の皮算用」について解説しました。

読み方 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
意味 不確かなものに期待をかけて、計画を練ること
由来 まだ狸を捕らえていないうちから、狸の皮で儲けようと考えること
類義語 穴の狢を値段する、生まれぬ前の襁褓定め、海も見えぬに船用意など
英語訳 Catch the bear before you sell its skin. (毛皮を売る前に熊を捕らえよ。)

「捕らぬ狸の皮算用」には、このような意味や使い方があります。期待をしすぎず、現実を見ることが大切ということですね。

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