代用できる?「豆板醤」と「コチュジャン」の違い

違いのギモン

辛味を加える調味料として、「豆板醤」や「コチュジャン」を耳にしたことはないでしょうか。

どちらも辛くて、中国や韓国で使われているイメージがあり、名前の響きも似ていますが、両者には違いがあります。その違いをはっきり理解していますか?

そこで今回は、「豆板醤」と「コチュジャン」の違いを解説します。

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結論:「豆板醤」と「コチュジャン」は代用できない!

「豆板醤」は、中国発祥の辛くて塩気のある調味料です。

「コチュジャン」は、韓国発祥の甘辛い調味料です。

「豆板醤」をもっと詳しく


「豆板醤」は、中国でも辛い料理がよく食べられている四川省(しせんしょう)で生まれた調味料です。塩分が多く含まれており、辛味と塩気が強いのが特徴です。また、100gあたり約60kcal です。

豆板醤が最初に作られたのは200年以上前と言われています。豆板醤は、発芽させたそら豆を麹で発酵させ、塩やごま油、唐辛子を加え、味噌のようにして作られます。熟成を長くさせると、辛味がマイルドになり、熟成期間が長いものほど高級になります。

本来、豆板醤には唐辛子は含まれておらず、唐辛子入りは「豆板辣醤(トウバンラージャン)」と区別して呼ばれていました。現在は、特に区別されることなく、唐辛子入りの豆板醬が一般的になっています。

 

豆板醤は、油を加えて炒めるとそら豆の旨味と香りが増すと言われており、四川料理はもちろん、麻婆豆腐やエビチリ、担々麺など辛味が特徴の中華料理によく使用されます。

ちなみに、四川省の成都市でつくられる「郫県(ピーシェン)豆板醤」は、高級品として多くの有名中華料理人に愛用されています。

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「コチュジャン」をもっと詳しく


「コチュジャン」は韓国の淳昌(スンチャン)発祥と言われている調味料です。甘辛い味が特徴です。また、100gあたり約250kcal であり、豆板醤よりもカロリーが高いです。

コチュジャンは18世紀頃から作られたと言われています。淳昌から朝鮮王朝へ献上されていた歴史があり、現在でも淳昌はコチュジャンの産地として知られています。

コチュジャンは、唐辛子やもち米麹、糖類を発酵させ、塩や醤油で味を整えて作られます。でんぷん質が分解されてできる甘みにより、コチュジャンはマイルドな辛さになります。日本で販売されているコチュジャンの中には、砂糖や水飴を加えてあるものもあり、甘さが強い場合もあります。

コチュジャンは韓国料理のトッポギやビビンバ、タッカルビなどさまざまな料理はもちろん、そのまま焼き肉や野菜に付け食べられることもあります。

「甜麺醤」や「XO醤」は似ているもの?

「甜麺醤」とは?

「甜麺醤(テンメンジャン)」は、八丁味噌にもよく似た中国の調味料です。

強い甘みが特徴で、回鍋肉(ホイコーロー)やジャージャー麺に使用されます。そのまま、北京ダックのつけダレとしてもよく使われます。

「XO醤」とは?

「XO醤」は、香港発祥の比較的新しいうまみ調味料です。

材料には、干しエビや干し貝柱、中国ハムなどダシがしっかり出るものが使われています。

そのため、XO醤をそのままご飯にかけて食べることや、お粥に混ぜて食べることもあります。

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まとめ

以上、この記事では、「豆板醤と「コチュジャン」の違いについて解説しました。

  • 豆板醤:中華料理によく使用される辛味と塩気が強い調味料
  • コチュジャン:韓国料理によく使用される甘辛い調味料

「豆板醤」と「コチュジャン」は、名前こそ似ていれど、味や発祥にはまったくの違いがあります。それぞれの特徴を知ることで、さまざまな料理を楽しむことができます。

料理の味付けに物足りないときは、「豆板醤」や「コチュジャン」で刺激を加えてみてもいいかもしれません。

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