英語で「確かに」という意味を表したい時、みなさんはどの単語を思い浮かべますか。おそらく、”certainly” や “surely” ではないでしょうか。この2つは、非常に似ている意味や役割を持ちますが、実はこれらには違いがあり、場面によって使い分けることができます。
この記事では、”certainly” と “surely” の違いについて例文を使ってわかりやすく解説していきます。
結論: “certainlyは” 客観的な確信、 “surely” は主観的な確信である。
言いたいことを強調する、似た意味の2単語ですが、確信度合いが違います。
“surely” は、主観的な判断で、確かな根拠や証拠がなくても自分が確信しているものに使えます。
“certainly” をもっと詳しく
“certainly” は、文中で「絶対に、確かに」という副詞的な意味を持ち、客観的な判断で、誰が見ても確実性のあるものに対して事実であることを強調したい時に使われます。
また、会話の中で「かしこまりました」というように、相手の依頼に対する返答としての使い方もできます。
これは非常にフォーマルな言い方になり、改まった場面や接客など、一定の距離感を置く必要がある場合に使われる言葉です。場合によっては、少し冷たいニュアンスを感じられてしまうこともあるので、場面に応じた使い方が必要です。
“certainly” の使い方の例
- I certainly can’t forget your kindness.
(私はあなたの優しさを絶対に忘れられません。) - I’d like to a glass of wine, please.
(グラスワインをください。)
Certainly sir.
(かしこまりました。)
①では、主語は「私」ですが、客観的なニュアンスを持つ “certainly” が使われています。ここでは、「どう考えても、その優しさを忘れられるわけがない」という絶対的な確信を表しているのです。
②では、相手が依頼してきたことに対するかしこまった返答として、”certainly” を用いています。人との会話の中では、よく使われる用法です。
“surely” をもっと詳しく
“surely” も、自分の言いたいことを強調する時に使われますが、意思や感情など、主観的な内容に対して使われます。
また、根拠がないことに対しても、「きっと」というように、自分の判断で意見を述べる時にも使えます。
“surely” の使い方の例
- If you practice hard and have images, you will surely succeed.
(よく練習して、いいイメージを持っていれば、きっとうまくよ。) - But surely you care about what be asked to your exam?
(だけど間違いなく、テストで何が出るか気にした方がいいんじゃない?)
②では、テスト対策として、週題される問題に目をつけるべきではないと相手に問いかけています。個人的な意見であるため、”surely” が用いられています。
まとめ
以上、この記事では、 “certainly” と “surely” の違いについて解説しました。
- “certainly” :客観的に見て確信のあることを強調する。
- “surely” :根拠がなくても主観的に意見を強調する。
主観的な判断か、客観的な判断かによって “certainly” と “surely” を使い分けることができます。確信度合いに応じて、適した方を使っていきましょう。