毎日いろいろな出来事に喜んだり悲しんだり、将来のことについて考えたり、人は脳の中で様々なことを日々考えています。
そんな中で、思考と感情の違いについて考えたことがあるひとは少ないのではないでしょうか。どちらも同じように見えるし違いがわからないと思う方も多いかもしれませんが、この二つには実は違いがあります。今回はその違いについて説明していきたいと思います。
結論:思考は自発的に生まれるもの、感情は無意識に引き起こされてしまうもの
「思考」をもっと詳しく
学校で先生に出された問題を解いたり、友達と一緒に旅行の計画を立てたり、何かを目的としてあれこれ頭を働かせることが思考するということです。思考している時には嬉しい、悲しいなどという気持ちは基本的には働いていません。
思考するということは人の脳を活性化させ覚醒させます。また、プラス思考やマイナス思考と呼ばれる思考の種類があり、思考の仕方が体や行動の結果にあらわれると言われています。
例えば、マイナス思考は体にストレスを与えるため免疫力が低下することがありますし、プラス思考が結果に良い影響をもたらすという研究結果も出ています。
「感情」をもっと詳しく
一方、感情は思考とは違って自分の意思で頭を働かせるのではなく、本能的に何かを思ったり感じたりすることを言います。感情の場合は自分の周りの出来事に対して自然と引き起こされるものであるため、思考のようにコントロールすることは難しいです。
また、感情の発散は内に秘めたストレスの発散に非常に役立っていて、自分が抱いている感情を思考で理解し、発散することでストレスを溜め込むことなく健康な状態でいられると研究されています。
まとめ
以上のように、この記事では思考と感情の違いについて解説しました。
- 思考:自分の意思をもとに物事を考えたり思考したりすること
- 感情:本能的に何かを思ったり感じたりすること
どちらも日常生活で頻繁に使うもので、また身体にも影響を与えているものです。これらの違いを理解した上でより健康的な生活が送れるといいですね。