「定量的(ていりょうてき)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

今回ご紹介する言葉は、熟語の「定量的(ていりょうてき)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「定量的」の意味をスッキリ理解!

定量的(ていりょうてき):物事の性質を数字で表したさま

「定量的」の意味を詳しく

「定量的」は「物事の性質を数字で表したさま」を表します。

「定量的」は、もともと理科系の専門用語でした。分析や調査について説明する際に使用される言葉です。現在では、理科系だけでなくビジネスの場などにおいても使われています。

「定量的」はある明確な基準に則って、性質を数値化したものを指すため、絶対的な評価となります。つまり、個人の意見や感覚によって受け取り方が変わることはありません。

 

例として、「走る速度が速い」という性質について考えましょう。ストップウォッチとメジャーで、時速〇〇kmという具体的な数値を測定できれば「定量的」と言います。

具体的な数値なしに、「○○くんよりは速い」というような評価であれば「定性的」となります。「定性的」については対義語の項目で詳しく解説します。

「定量的」なデータは、信ぴょう性が高く、実験結果やマーケティングリサーチの根拠として使われます。

「定量的」の使い方

  1. 定量的なデータを取って、詳細な議論に耐えられるようにしなければならない。
  2. すぐに定量的な分析に飛びつくのではなくて、定性的な分析でどのような性質を持っているかしっかり確認べきだ。
  3. お菓子作りは定量的にやらないと失敗するよ。

上記の例文のように、「定量的」は分析や実験と共に使われる場合が多いです。

①は「具体的な数値で表されたデータ」という意味で「定量的なデータ」が使われています。

②の「定量的な分析」は「物事の性質を具体的な数値で表す分析」を意味します。たとえば、分析する試料の中に存在する化学物質の量を特定するような分析を指します。化学物質の種類を特定する分析は定性的な分析と言います。

③の「定量的」は「物事の性質を数字で表したさま」を指します。材料の重さを少々などの感覚的な表現ではなく、〇〇gといった数値で表すということです。

「定量的」の類義語

「定量的」には以下のような類義語があります。

  • 量的:ものごとを数量で捉えること
  • 具体的:はっきりした実体を備えはっきり知ることができるさま

「定量的」の対義語

「定量的」には以下のような対義語があります。

  • 定性的:性質に関するさま、数値で表せないさま

「定性的」の意味を解説します。

「定性的」の意味を詳しく解説

「定性的」は「性質に関するさま、数値で表せないさま」を表します。

先ほど説明したように、性質はある基準に沿って測定すれば数値化できます。しかし、基準がない場合や曖昧な場合は数値化できません。そのような場合でも、何かと比較するなどして、その性質を持っているということだけは判明する場合があります。このような情報を「定性的」と言います。

「定量的」は絶対的な評価でしたが、「定性的」は相対的な評価となります。つまり、個人の意見や感覚によって受け取り方が変わります。

「定量的」の英語訳

「定量的」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • quantitatively
    (定量的)

まとめ

以上、この記事では「定量的」について解説しました。

読み方定量的(ていりょうてき)
意味物事の性質を数字で表したさま
類義語量的、具体的
対義語定性的
英語訳quantitatively(定量的)

「定量的」な分析や研究は、ものごとを精確に捉えることに向いています。また、「定量的」な分析を行うために、「定性的」な分析を事前に行う必要がある場合もあります。

「定量的」と「定性的」は、特に化学の分野で使い分けが求められます。しっかりと意味の違いを理解しましょう。