知ってた?「テクノ」「ハウス」「エレクトロ」「トランス」「EDM」 の違い

違いのギモン

「テクノ」「ハウス」「エレクトロ」「トランス」「EDM」は、どれもクラブなどで流れている音楽のジャンルの名前です。

どのジャンルもとても似ているうえに、音楽の感じ方は人それぞれでもあるため、区別するのははなかなか難しいものです。しかし、実はこれら4つはそれぞれ異なる特徴を持っています。

そこで、この記事では「テクノ」「ハウス」「エレクトロ」「トランス」「EDM」の違いについて説明します。

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結論:由来や音楽の特徴が異なる

「テクノ」「ハウス」「エレクトロ」「トランス」「EDM」の違いを分かりやすくまとめたものが以下の表になります。

テクノ1980年代にデトロイトで生まれた電子音楽のジャンル。また、様々な電子音楽の総称。
ハウス1980年代のシカゴで生まれだジャンルで、ダンスミュージックの始まり。
エレクトロ1980年代中期に流行したジャンルで、電子音楽とファンクを融合させたもの。
トランス1990年代のドイツで生まれた電子音楽のジャンル。「トランス状態」が由来。
EDM2000年代にアメリカで生まれたジャンルで、現在のクラブミュージックの中心。

「テクノ」をもっと詳しく


テクノとは1980年代にアメリカのデトロイトで生まれた音楽のジャンルの名前であり、また電子楽器を主に使った音楽の総称でもあります。

「テクノ」というジャンルのテンポは4分音符が1分間に120~150回の速さで、シンセサイザーやサンプラーと呼ばれる電子楽器を使って演奏されます。

また、よく響く高音と短いフレーズを何度も繰り返すことが特徴的なジャンルです。クラブで流し、人々を踊らせるために発達したジャンルの音楽であるため、ノリの良さやキャッチーさが魅力です。

電子楽器を使った音楽の総称として使われる「テクノ」という言葉は下記に登場する「トランス」「ハウス」「エレクトロ」「EDM」などの電子音楽を包括して呼ぶ際に使われます。

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「ハウス」をもっと詳しく


「ハウス」は1980年代にアメリカのシカゴで生まれたジャンルで、楽しく踊りやすい音楽として作られたジャンルです。ダンスミュージックの始まりとも言われています。

「ハウス」は1980年代にアメリカのシカゴにあったゲイクラブの「ウェアハウス」で誕生したことから「ハウス」と呼ばれるようになりました。

 

元々は白人の音楽ではありませんでしたが、ヨーロッパに渡ったことで白人音楽としてのハウスも発達しました。

テンポは4分音符が1分間に120~130回の速さで、このテンポはダンサーがもっとも踊りやすいとされている速さです。

「楽しく踊るため」に作られたジャンルであるため、メロディもポップで聞きやすいものが多く、他のクラブミュージックよりも様々な人が親しみやすいジャンルです。

「エレクトロ」をもっと詳しく


「エレクトロ」は1980年の中頃に流行した音楽のジャンルの名前で、アフリカ・バンバータというDJがヨーロッパの電子音楽とアメリカのファンク(1970年頃アメリカで生まれた黒人音楽)が融合させたことで生まれたジャンルです。

テンポは4分音符が1分間に110~140回の速さで、他のクラブミュージックと比べると遅いです。

ブレイクダンスを踊るときにかける音楽として多用され、流行した時期は短かったものの、のちの他のジャンルに大きな影響を与えました。

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「トランス」をもっと詳しく


「トランス」とは1990年代のドイツで誕生したジャンルで、速めのテンポと宗教音楽的な要素を持つことが特徴的なジャンルです。

「トランス」というジャンルの名前は、精神状態が平常時とは異なり別の境地にある様を表す「トランス状態」からきたものです。強くうねるメロディラインが「トランス状態」に誘うかのようであることから「トランス」という名前になりました。

テンポは4分音符が1分間に130~150回の速さで、比較的速めです。また、「トランス状態」で踊るための音楽なのでノリの良さが特徴的です。
 

また、「トランス」は宗教音楽や民族音楽とも共通する部分があると言われており、一説によるとイスラエルで発達したとも言われています。

「トランス」は現在様々な派生ジャンルを持っており、「ゴアトランス」や「サイケデリックトランス」など「〇〇トランス」という名前がついたジャンルがとても多く生まれています。

「EDM」をもっと詳しく


「EDM」はElectronic Dance Music(エレクトロニックダンスミュージック)を省略した形であり、2000年代にアメリカで商業的に生み出された言葉です。

テンポは4分音符が1分間に120~130回の速さで、とても踊りやすいと言われる「ハウス」と同じくらいのテンポです。

「EDM」は電子楽器を使うダンスミュージックを広く指す言葉としても使われるため、音楽性もとても幅広く、多くの人が楽しめます。

 

「テクノ」「ハウス」「エレクトロ」「トランス」などが1980~1990年代に流行したあと、電子音楽やクラブミュージックはしばらく廃れていました。

しかし、「EDM」が登場した後、再び電子音楽やクラブミュージックが流行し始め、「EDM」は現在の電子音楽やクラブミュージックの中心となっています。

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まとめ

以上、この記事では、「テクノ」「ハウス」「エレクトロ」「トランス」「EDM」の違いについて解説しました。

最後にもう一度、下記の表を確認しましょう。

テクノ1980年代にデトロイトを中心に流行した電子音楽のジャンル。また、電子音楽の総称。
ハウス1980年代にシカゴのゲイクラブから誕生したダンスミュージック。
エレクトロ1980年代中頃にヨーロッパの電子音楽とアメリカのファンクが融合し成立したジャンル。
トランス1990年代にドイツで誕生したジャンルで、「トランス状態」に誘い込むような音楽。
EDM2000年代にアメリカで作り出されたダンスミュージックのジャンル。

由来や音楽の特徴がそれぞれ異なるのですね。電子音楽やクラブミュージックには様々なジャンルがあり、複雑で難しそうに感じられますが、興味がある人は、より身近な「EDM」や「ハウス」から聞いてみてください。

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