「手弁当(てべんとう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「手弁当(てべんとう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「手弁当」の意味をスッキリ理解!

手弁当(てべんとう):自分で弁当を用意して持っていくこと、自分の負担で働くこと

「手弁当」の意味を詳しく

「手弁当」は「自分で弁当を用意して持っていくこと」「自分の負担で働くこと」という2つの意味を持ちます。

以下で2つの意味について個別に解説します。

「自分で弁当を用意して持っていくこと」の意味を詳しく解説

「手弁当」の「手」は手作業のような「自ら行う」という意味を表します。つまり、「手弁当」は「自分で弁当を用意して持っていくこと」という意味になります。

手作りの弁当を指すわけではないため注意してください。

たとえば、給食の出ない学校に弁当を持っていくことを「手弁当」と言います。この弁当が手作りではなく、コンビニで買った弁当だとしても「手弁当」を使うことができます。

「自分の負担で働くこと」の意味を詳しく解説

本来、会社や主催者が労働者に払うべきお金を払わない場合に、労働者が自費を使って働くことを意味します。

給料無しの無賃労働はもちろん「手弁当」ですが、お昼代や交通費を自分で負担する場合も「手弁当」と言います。

しかし、報酬を払わない会社を批判する意味合いではあまり使われず、労働者の献身的な姿勢をたたえるニュアンスで使われることが多いです。

したがって、ボランティア活動などの場で多く使われる言葉です。

 

「自分で弁当を用意して持っていくこと」は自分で負担するという意味合いを持っているため、「自分の負担で働くこと」という意味でも使われるようになりました。

ビジネスシーンでの「手弁当」

雇用契約を結んでいる場合、「手弁当」は違法行為となります。国によって最低賃金法が定められており、たとえ労働者が無賃に合意していても取り決めは無効となります。

一方、ボランティア活動は「手弁当」が基本です。利益を求めずに、自発的に社会や地域などに貢献することを目的としているためです。

「手弁当」の使い方

  1. 長年このバイトをやっているおじさんは、手弁当でいろいろな備品を買ってきてくれる。
  2. 自分が応援している候補者の選挙活動に手弁当で参加できて幸栄だ。
  3. 彼は自給の高いアルバイトをしているが、交通費は手弁当と言っていたので稼ぎとしてはそこそこだと思う。
  4. 夏休みの補講期間は給食が出ないため、手弁当を用意せざるを得ない。

上記の例文のように、「手弁当」はビジネスシーンや昼食時に使用されることが多いでしょう。

 

①の「手弁当」は「自分の負担で働くこと」を指します。本来、備品の発注業務は会社の経費で精算するべきですが、自らの負担で行っているため「手弁当」と表現されます。

②は「自分の負担で働くこと」という意味で「手弁当」が使われています。報酬を受け取らずに手伝えるという前向きなニュアンスで使用します。

③の「手弁当」は「自分の負担で働くこと」を指します。給料だけでなく、交通費などの自己負担も「手弁当」と表されます。

④は「自分で弁当を用意して持っていくこと」という意味で「手弁当」が使われています。

「手弁当」の類義語

「手弁当」には以下のような類義語があります。

  • 自腹:自分が負担する必要のない支払いを、あえて自分の金ですること
  • 自費:自分で支払う費用
  • 自前:費用を自分で負担すること
  • 自弁:費用を自分で負担すること
  • 持ち:引き受けること、受け持つこと

「手弁当」の英語訳

「手弁当」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • work without pay
    (無償で働く)

まとめ

以上、この記事では「手弁当」について解説しました。

読み方手弁当(てべんとう)
意味自分で弁当を用意して持っていくこと、自分の負担で働くこと
類義語自腹、自費、自前など
英語訳work without pay(無償で働く)

「手弁当」は無償で働くことを前向きな意味合いで使用する言葉です。ボランティアなどの場面で使いましょう。