「タペストリー」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「タペストリー」です。

「タペストリー」の意味・使い方・語源・類義語・歴史についてわかりやすく解説します。

「タペストリー」の意味をスッキリ理解!

タペストリー(tapestry):つづれ織りで風景などを表す室内装飾品

数ある織物と何が違うのか、掘り下げていきましょう。

「タペストリー」の意味を詳しく

「タペストリー」とは、つづれ織りで風景などを表す室内装飾品のことです。

つづれ織りとは、織物の技法の1つで、縦糸を隠し、横糸だけで模様をつくるというものです。壁掛けなどに使われます。横糸だけ、という点が衣服などの織物と異なる点ですね。

以上が、「タペストリー」の本来の意味なのですが、日本ではポスターなどを壁に吊り下げたものを指すことがあります。どちらの意味でも使われるので、共通点も含めて覚えましょう。

「タペストリー」の使い方

  1. 壁にタペストリーを飾る。
  2. バイユーのタペストリーから歴史を紐解く。
  3. このタペストリーは完成までに3年間かかった。

①の例文のように、装飾品として使われるタペストリーですが、防寒性もあり日用品としても優れています。

②の例文の「バイユーのタペストリー」とは、ノルマンコンクエスト(ウィリアム1世によるイングランド征服)を描いたタペストリーです。このように、タペストリーは歴史的な記録として役立つこともあります。

③の例文では、タペストリーの完成に長い年月が掛かったということが書かれています。今でこそ印刷で作ることもありますが、高級品の1つです。

「タペストリー」の語源

タペストリーの語源はフランス語の “タピスリ(tapisserie)” です。

フランス語が英語になるときに、音声変化を起こしたわけですね。その名残なのか、いまでもタピストリーやタピスリーと呼ばれることもあります。

「タペストリー」の類義語

タペストリーには以下のような類義語があります。

  • ゴブラン織り:フランスのゴブラン工場で製作されたタペストリーを指す。 ウール、シルク、綿などが使われている。現在では、ゴブラン調などの形で親しまれている。
  • ジャガード織り:模様が立体的に見えるような織り方で作られた生地。カーテンや絨毯(じゅうたん)などに使われる。

この他にも、織り方の種類は沢山あります。興味のある人はぜひ、調べてみてください。

タペストリーの歴史

タペストリーの歴史はとても長いもので、現在発見されているものでは紀元前15年の物が最古となっています。

東西交易により、広く普及したものですが、ヨーロッパに伝わったのは11世紀の十字軍遠征によるものでした。

絨毯として持ち帰った織物が、あまりにも美しかったため壁に掛けるようになりました。これがタペストリーの始まりです。

ここから日用品として普及し、後に絵画のような立ち位置にまでなりました。

知ってるようで知らない?十字軍とは。

十字軍とは、11世紀末から7回に渡って送られたキリスト教徒による軍団のことを指します。当初の目的は「聖地奪還」でしたが、次第に形を変え、多くの戦死者を出す結果となりました。

十字架の旗印を立てていたことが、言葉の由来となっています。

まとめ

以上、この記事では「タペストリー」について解説しました。

英語表記タペストリー(tapestry)
意味つづれ織りで風景などを表す室内装飾品
語源フランス語のタピスリ(tapisserie)
類義語ゴブラン織り、ジャガード織りなど
タペストリーの歴史十字軍の持って帰ってきた絨毯が始まり。

糸だけで、まるで絵画のように景色や人物を描くのですから、タペストリーは驚くべき技術ですね。これを機に織物に興味を持った方は、ぜひ他のものも調べてみてくださいね。