「嘆息(たんそく)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「嘆息(たんそく)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「嘆息」の意味をスッキリ理解!

嘆息(たんそく):がっかりしたり感動したりしたときに出る息のこと

「嘆息」の意味を詳しく

「嘆息」とは、がっかりしたり感動したりしたときに出る息のことです。

「嘆」という字に「なげく」という意味が強いため「がっかりしたり悲しんだときに出る息」という意味が強いですが、「嘆息」はネガティブな場合に限りません。

「嘆」という字には「感嘆」などに使われるように「ほめる」「感心する」という意味もあります。こちらの意味が採用される場合もあり、そのときには「嘆息」は「感動して出る息」という意味になります。

ただし、一般的には悩んでいたり失望したりといった、ネガティブなニュアンスで使われることがほとんどです。文脈で正確にニュアンスを掴みましょう。

「嘆息」の使い方

  1. 不幸な出来事が重なり、母の前で嘆息をもらしてしまった。
  2. あまりに美しい演奏に、思わず嘆息した。

上記の例文のように、「嘆息」は「嘆息をもらす」「嘆息する」の形で使われます。

①の例文では、「不幸な出来事」をきっかけとして「嘆息をもらしてしまった」とあり、「がっかりして出る息」という意味で「嘆息」が使われています。

②の例文では、「あまりに美しい演奏」を聞いて、「嘆息」という言葉が使われています。この場合の「嘆息」は「感動して出る息」ということになります。

このように、「嘆息」という言葉が使われるときはたいてい、前後にポジティブな出来事か、ネガティブな出来事か判断する言葉が入っています。文脈によって「嘆息」の持つ意味合いが変わってくるので、全体を見て意味を判断するようにしましょう。

「嘆息」の類義語

嘆息には以下のような類義語があります。

  • ため息
  • 吐息

「嘆息」「ため息」「吐息」はどれも、がっかりしたり感動したりしたときに出る音のない息のことです。

動き自体はどの言葉も同じものを指しますが、ニュアンスや使う形に違いがあります。

たとえば、「嘆息」「ため息」は、深呼吸で吐くときのような、やや長い息のイメージがあります。一方、吐息はふっともれる短めの息のイメージが強いです。

また、「ため息」は日常的に使いやすい口語表現である一方、「嘆息」「吐息」はやや固い文章で使われる文語表現です。「ため息をついてどうしたの」とは言いますが、「嘆息してどうしたの」とはあまり言われません。

 

使う形にも違いがあり、「嘆息する」と動詞の形にできるのは「嘆息」のみで、「ため息する」「吐息する」とは言いません。一方、「ため息」「吐息」は「ため息をつく」「吐息をつく」と表現できる一方で、「嘆息」は「嘆息をつく」と表現することができません。

「嘆息」「ため息」「吐息」という動作を示したいとき、「嘆息」なら「嘆息する」「ため息」「吐息」なら「つく」となると覚えておきましょう。

「嘆息」の英語訳

嘆息を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • sigh
    (ため息)

sighは「ため息」「嘆息」という意味の英単語です。「嘆息」という名詞にも、「嘆息する」という動詞にもなります。

名詞の場合には可算名詞になるので、冠詞aをつけて “a sigh” にしましょう。

sighは、英語のコミックなどの擬音表現にも使われ、日本語の「はあ」がsighとなることも多いです。

まとめ

以上、この記事では「嘆息」について解説しました。

読み方嘆息(たんそく)
意味がっかりしたり感動したりしたときに出る息のこと
類義語ため息、吐息
英語訳sigh(ため息)

「嘆息」は、そこまで難しくはありませんが、意味の範囲で誤解の生まれがちな表現でもあります。字の持つイメージに引っ張られすぎず、「ため息」を固くした表現だと覚えておけばよいでしょう。