ことわざ「高を括る 」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「高を括る(たかをくくる)」です。

言葉の意味や使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「高を括る」の意味をスッキリ理解!

高を括る(たかをくくる): 相手や物などの程度を、大したことは無いと甘く見ること

「高を括る」の意味を詳しく


「高を括る」とは、相手や物などの程度を、大したものではないと甘く見ることを意味することわざです。

何事においても、事を行う前に何かしらの推測をするのが普通だと思います。例えば、スポーツの試合前に相手の力量がどれぐらいなのかだったり、買おうとする物がどれぐらいの役に立つのかだったりです。

その事前の予測が甘い場合に使うのが、このことわざです。

 

このことわざが含む意味は、「高を括る」という言葉を発するタイミングによって少し異なります。

事前に予測を行う際に、「高を括る」と言う場合には、ただ単に相手を下に見ているという意味しか持ちません。なぜなら、まだ実際の力量や機能などがどの程度なのかという事実を知り得ないからです。

つまり、実際の力量や機能が、事前の予測と同等の場合、ひいてはさらに下回る場合も考えられるのです。

 

一方で、事前に予測を行い、その力量や機能を目の当たりにした際に、「高を括る」と言う場合には異なる意味が含まれることになります。それは、相手を侮ってしまい、自分の予測が甘かったという一種の後悔です。

このように、「高を括る」ということわざが含む感情は場面によって異なりますが、「下に見る」「大したことないと見くびる」というところが共通しています。

 

また、ただ単純に、「事前に予測する」という意味で使われることもあります。この場合、下に見たり侮ったりという意味は一切持ちません。

しかし、この意味で使われることはあまり多くありません。ですので、「高を括る」は、ほとんどが、下に見たり侮ったりという意味を含みます。

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「高を括る」の使い方

  1. 次の相手チームは、そんなに強くないだろうと高を括る
  2. 予約していたホテルは安かったので、どうせ大したこと無いであろうと高を括っていたが、びっくりするほど綺麗だった。
  3. 海外旅行で必要な代金を、高を括っておく。

➀は、人やチームに対して「高を括る」と使っており、下に見ています。また、この時点ではまだ、実際の力量は分かっていません。

➁は、ホテル、つまり、物に対して「高を括る」と使っています。当初は下に見ていましたが、実際には予想よりもずっと良く、プラスの感情が働いていると考えられます。

➂は、ただ単純に「事前に予測する」という意味で「高を括る」と使っています。この場面では、特にその予測の程度は分かりません。

「高を括る」の由来

「高」は、収穫高、生産高、残高といった言葉があるように、「数量の程度」を表す漢字です。

「括る」とは、物事を一つにまとめたり、区切りをつけたりといった意味を持ちます。

つまり、大体この程度(高)だろうとまとめる(括る)ことを、「高を括る」と表現するようになりました。

 

また、下に見るという意味が含まれるようになったのには、昔の戦の場面が由来していると言われています。

武士の戦において、勝敗の見込みを立てる際に参考にしたのが「石高(こくだか)」でした。石高とは、土地からとれる米の量を表したものです。当時、兵力は石高に比例すると言われており、石高を計算することで大体の兵力を予測するのが普通でした。

しかし、石高を計算し、勝つ見込みが立った時に戦を仕掛けるものの、石高と兵力が比例しておらず、負け戦になることも多くあったと言います。このことから、「高を括る」に下に見る、侮るといった意味が含まれることになったと言われています。

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「高を括る」の類義語

「高を括る」には以下のような類義語があります。

  • 見縊る(みくびる):軽視すること。侮ること
  • 安く見る:軽々しく扱うこと
  • 鼻で笑う:相手を見下してあざけり笑うこと

「高を括る」の対義語

「高を括る」には以下のような対義語があります。

  • 贔屓目に見る(ひいきめにみる):好意的な見方をすること
  • 下駄をはかせる:値段、数量、程度を水増しして、実際より高く見せること
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「高を括る」の英語訳

「高を括る」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • make light of …
    (…を軽く見る。)
  • take … lightly
    (…を軽く見る。)
  • underrate
    (低く評価する。)

「高を括る」は動詞として使われることわざですので、英語でも単語や熟語を当てることができます。

“underrate” は、分解すると、 “under” と “rate” になります。 “under” は「下に」「低く」、 “rate” は「評価する」という意味になるので、覚えやすいと思います。

まとめ

以上、この記事では「高を括る」について解説しました。

読み方 高を括る(たかをくくる)
意味 相手や物などの程度を、大したものではないと甘く見ること
由来 「高」は程度、「括る」はまとめるを意味する。戦の際、石高を計算して相手の兵力を推測したことから。
類義語 見縊る、安く見る、鼻で笑う
対義語 贔屓目に見る、下駄をはかせる
英語訳 make light of …(…を軽く見る)

「高を括る」の意味や使い方を理解することはできたでしょうか。

意味の項目で述べたように、「高を括る」と発するタイミングによって意味は若干異なりますが、「下に見る」「侮る」という意味では共通しています。

何事においても、甘く見ると痛い目を見ることになりかねません。「油断大敵」という四字熟語があるように、「高を括」り過ぎないように注意したいですね。

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