「対外的(たいがいてき)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「対外的(たいがいてき)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「対外的」の意味をスッキリ理解!

対外的(たいがいてき):外部・外国に対するさま

「対外的」の意味を詳しく

「対外的」とは、外部・外国に対するさまのことです。

「対」という字には「対する」という言葉にあるように、「相手にする」という意味があります。「外」を「相手にする」ため、「対外」は身内でなく外部にいる相手に接するという意味になります。

「的」には名詞を形容詞化する働きがあり、「対外的」は形容詞として使われます。

「対外的」には、外面を整えていると強調するニュアンスがある場合もあり、「対外的には〇〇であるが〜」と含みを持たせる文脈になる場合もあります。

「対外的」の使い方

  1. あの大統領は対外的な政策ばかりを気にして、国内の問題に目を向けない。
  2. 対外的な試合をするときは、必ず相手に敬意を払いなさい。
  3. 彼は対外的な仕事が得意だ。
  4. これは、あくまでも対外的に打ち出した計画だ。

上記の例文のように、「対外的」は「対外的な〇〇」「対外的に〇〇する」という形で使われます。

①の例文では、諸外国との交渉など外交関係の政策ばかりに取り組んで、国内の問題の解決に動こうとしない「大統領」を批判しています。「政策」という言葉が続く場合、「対外的」の示す「外」は、「外国」の意味になります。

②の例文では、外部のチーム等と試合をすることを「対外的な試合」と表現しています。この場合には相手チームが外国のチームである必要はなく、単に身内でない相手であれば「対外的」になります。

③の例文では、「対外的」の「外」は、取引先やビジネスパートナーといった、「他の会社」というものを指します。自社の中だけで完結する仕事ではなく、外部との交渉などに長けていることがわかります。

 

④の例文では、あえて「対外的に」と断りを入れることで、打ち出した計画が外部に見せるためのものであるということを強調しています。この場合は、外からの見栄えをよくする意図があり、暗に実際の計画とは少し異なっていることが示されます。

「対外的」の類義語

対外的には以下のような類義語があります。

  • 外面的:物事の表に現れるような
  • 建前上:表向きの言動や指針の様子

「外面的」「建前上」は、どちらも表に出している部分という意味があります。

「対外的」は、脚色したり都合よく言い換えたりして外面をよくするというニュアンスが含まれることがあります。「外面的」「建前上」には、そのニュアンスが「対外的」よりも強く表されます。

裏表なく、「外部に対する」というニュアンスで使う場合には「外面的」「建前上」は適さないので注意しましょう。

「対外的」の対義語

対外的には以下のような対義語があります。

  • 対内的:内部・国内に対するさま

「対外的」が外部や外国に対するものを表現するのに対し、「対内的」は内部や国内に対する策などを表現する言葉です。

「対外的には〇〇と言う一方で、対内的には異なることを言う」など、建前を使い分けているような場合、両方が比較されて使われます。

「対外的」の英語訳

対外的を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • external
    (対外の)

externalには、「外の」「対外的な」という意味があります。

特に、「対外貿易」という意味の “external trade” は頻出表現なのでセットで覚えておきましょう。

まとめ

以上、この記事では「対外的」について解説しました。

読み方対外的(たいがいてき)
意味外部・外国に対するさま
類義語外面的、建前上
対義語対内的
英語訳external(対外の)

「対外的」はニュースや日常会話でよく使われる言葉なので、正しく覚えましょう。