故事成語「衆寡敵せず」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「衆寡敵せず(しゅうかてきせず)」です。

「衆寡敵せず」の意味、例文、由来、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「衆寡敵せず」の意味をスッキリ理解!

衆寡敵せず(しゅうかてきせず):少人数では多人数に立ち向かったとしても到底かなわないということ

「衆寡敵せず」の意味を詳しく

「衆寡敵せず」とは、少人数では多人数に立ち向かったとしても到底かなわないということです。

ちなみに、「」とは多いこと、「」とは少ないことを表しています。

そして、「衆は寡に敵せず」と表記されることもあります。

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「衆寡敵せず」の例文

  1. 衆寡敵せずという言葉があるように、中小企業が大企業相手に勝利するのは難しい。
  2. 衆寡敵せずだ。ここはいったん引いて、兵力が回復するのを待つことにしよう。
  3. 衆寡敵せずという言葉を知っていたので、無理な戦いを避けることができた。

「衆寡敵せず」の由来

「衆寡敵せず」の出典は『三国志』の「魏志(ぎし)・張範伝(ちょうはんでん)」という章と、『孟子(もうし)』です。

まず、『史記』には以下のような話が載っています。

董卓(とうたく)という人物が騒乱を起こしたとき、張承(ちょうしょう)は他の人々と同じように、兵を起こして董卓を討伐しようと考えました。

しかし、彼の弟である張昭(ちょうしょう)は「今あなたは董卓を討伐しようとしているが、多数と少数では相手にならない。しかも、唐突に計画を思い立ち、農民を徴兵して戦わせようとしている。訓練もしていないのに成功させるのは困難だ」と言いました。

張承はこの助言に従い、兵を起こすことはありませんでした。

また、『孟子』には以下のような話が載っています。

梁(りょう)の国の恵王(けいおう)はあるとき、孟子に「鄒(すう)という小国が楚(そ)という大国と戦ったらどうなるか」と聞きました。

すると、孟子は「楚が勝つでしょう。小は大にかないません、寡は衆にはかないません。弱は強にはかないません」と答えました。

董卓

董卓は中国後漢末期の武将、政治家です。

一時期、後漢の政治の実権を握り、権勢をほしいままにしました。

しかし、さまざまな人から反感を買ってしまい、ついには殺されてしまいました。

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「衆寡敵せず」の類義語

「衆寡敵せず」には以下のような類義語があります。

  • 多勢に無勢(たぜいにぶぜい)

「衆寡敵せず」の英語訳

「衆寡敵せず」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • vastly outnumbeblack
    (多勢に無勢である)
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まとめ

以上、この記事では「衆寡敵せず」について解説しました。

読み方 衆寡敵せず(しゅうかてきせず)
意味 少人数では多人数に立ち向かったとしても到底かなわないということ
由来 『三国志』や『孟子』の言葉から
類義語 多勢に無勢
英語訳 vastly outnumbeblack
(多勢に無勢である)

「衆寡敵せず」はとても勉強になる言葉です。

この言葉をよく覚えておきたいですね。

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