四字熟語「酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「酒嚢飯袋」の意味をスッキリ理解!

酒嚢飯袋(しゅのうはんたい):能力も知識もなく、役に立たない人のこと

「酒嚢飯袋」の意味を詳しく


「酒嚢飯袋」とは、「能力も知識もなく、役に立たない人のこと」です。また、「生涯を無為に送る人のたとえ」として使われることもあります。

嚢は、袋という意味の漢字です。

つまり、「酒嚢飯袋」は、酒を入れるための袋と飯入れるための袋という意味を表しています。ここから転じて、酒を飲み、ご飯を食べるだけの何の役にも立たない人のことをいいます。

これは、そのような人のことをののしる言い方です。

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「酒嚢飯袋」の使い方

「酒嚢飯袋」は、以下のように使われます。

  1. とても優秀だと思っていた彼は、うわべだけの酒嚢飯袋だった。
  2. 夏休みの間、私はクーラーの効いた部屋でだらだらしていた。その期間だけは、まさに酒嚢飯袋な人間だった。
  3. 私は、酒嚢飯袋になってしまわないようきちんと職に就き、責任感のある生活を送っている。
②は、実際に自分自身をののしっているのではなく、「酒嚢飯袋」を比喩として用いた言い方です。

「酒嚢飯袋」の由来

「酒嚢飯袋」は、『通俗編(つうぞくへん)』という中国の通俗語の辞書に由来しています。

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「酒嚢飯袋」の類義語

「酒嚢飯袋」には以下のような類義語があります。

  • 酒甕飯嚢(しゅおうはんのう):能力も知識もない人のこと、何の役にも立たない人のこと
  • 無芸大食(むげいたいしょく):才能や特技などの取り柄がない人が、食べること事だけは人並みかそれ以上にであること

酒甕飯嚢の「甕」は、酒や水を入れるためのかめのことです。

無芸大食の「無芸」は、技術や特技などを何も身につけていないことです。

これらのことわざはどちらも「酒嚢飯袋」と同様に、そのような人をののしる言い方です。「無芸大食」に関しては、自分のことを謙遜していう場合にも用いることがあります。

「酒嚢飯袋」の対義語

「酒嚢飯袋」には以下のような対義語があります。

  • 高材疾足(こうざいしっそく/こうさいしっそく):優れた才能と能力があること、そのような人のたとえ
  • 非常之人(ひじょうのひと):他にないほど優れた能力を持った人のこと
  • 蓋世不抜(がいせいふばつ):才能や性格などが他の人と比べ物にならないほどに優れていて、しっかりしていること
  • 英俊豪傑(えいしゅんごうけつ):多くの人の中でも、特に人並み外れて優れている人のこと

高材疾足は、「高才疾足」と書くこともあります。

蓋世不抜の「蓋世」は、世界を覆い尽くすという意味を表しています。そこから転じて、非常に優れていることという意味として用いられています。

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「酒嚢飯袋」の英語訳

「酒嚢飯袋」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • useless
    (役に立たない、無用な、無能で)
  • incompetent
    (役に立たない、無能な、無能の)
  • worthless
    (価値のない、役に立たない)

これらの英単語は、全て「役に立たない」というニュアンスを含んでいます。

“He’s a useless fellow.” (彼は役立たずだ。) “These are just useless things” (これらはただのガラクタだ。)などと使うことができます。

まとめ

以上、この記事では「酒嚢飯袋」について解説しました。

読み方酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)
意味能力も知識もなく、役に立たない人のこと
由来通俗編
類義語酒甕飯嚢、無芸大食
対義語高材疾足、非常之人、蓋世不抜など
英語訳useless(役に立たない、無用な、無能で)など

酒を飲み、ご飯を食べるだけで良いならどんなに楽なことでしょう。

しかし、そのような生活に充実感や達成感はあるのでしょうか。何かを「しなければならない」ということは、とても窮屈で疲れてしまいますが、一方でそれらがあるから生活に張り合いが出て、私たちの日常を豊かにしていると思いませんか。

メリハリのある生活を送る方が、私たちの心は満たされるのではないでしょうか。

「酒嚢飯袋」の意味と使い方を覚え、正しく使えるようにしましょう。

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