「異存(いぞん)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「異存(いぞん)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「異存」の意味をスッキリ理解!

異存(いぞん):反対の意見・他の人とは違った考え

「異存」の意味を詳しく

「異存」は、「反対の意見」「他の人とは違った考え」を意味する熟語です。既にでている意見に納得しきれない部分があったり、異なる考えがあったりすることを表します。

ひんぱんに使用するのが、「異存はない」という表現です。自分に反対意見がなく、相手の意見に賛成であることを表します。「同意する」「承諾する」と似た意味です。

一方、他人の意見に対し、納得・承諾できない時には、「異存がある」といいます。

 

ビジネスシーンでは、「異存はございません」という丁寧語を用いることもあります。これは、「異存はない」を丁寧にした表現です。

重要な取引先とのメールなどでは、「異存はない」よりも「異存はございません」と書いた方が無難です。「承知いたしました」「さしつかえございません」と近い意味です。

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「異存」の使い方

  1. 格差をなくしたいという想いは共通しているが、所得税をあげることについては異存がある。
  2. 今の意見に関して、なにか異存がある方はいらっしゃいますか?
  3. 異存がないようなので、次の議題に進みます。

上記の例文のように、「ある」「ない」どちらかの言葉と組み合わせて使用されることが多いです。

➀の例文では、所得税をあげることに反対であることを、「異存がある」と表現しています。

➁➂の例文では、「反対意見」「違った考え」という意味で、「異存」を使っています。「異議」「異論」という表現と置き換えることもできます。

「異存」の語源

「異」という字には、「異なる、別の」という意味があります。一方、「存」という字には、「ある、いる」「思う、考える」という意味があります。

それぞれの意味合いが重なり、「異存」が反対意見・他の人とは違った考えを表すようになりました。

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「異存」の類義語

「異存」には以下のような類義語があります。

  • 異議:反対意見
  • 異論:他と異なる意見
  • 異見:他の人とは違った考え
  • 不同意:同意しないこと

「異論」は、「他と対立する意見」というよりも、「違った意見、別の意見」という意味合いが強いです。

「異存」「異議」は、ある意見に対する反対・不服の意見を表すことが多いです。

 

「異論」は、以下のような文章で使うことができます。

  1. この学説には、いろいろな異論がある。
上の例文の「異論」は、「違った意見、別の意見」という意味合いが強いので、「異議」「異存」という表現に置き換えることはできません。

「異存」の英語訳

「異存」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • objection
    (異議、異存)
  • opposite view
    (反対論)
  • contrary opinion
    (反対意見)

“have an objection” で「異存がある」、 “have no objection” で「異存がない」という意味になります。

“view”には、「視界」「景色」の他に、「意見、考え」という意味があります。

“contrary” “opposite” は、どちらも「正反対の」という意味の形容詞です。

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まとめ

以上、この記事では「異存」について解説しました。

読み方異存(いぞん)
意味反対の意見・他の人とは違った考え
語源「異」の「異なる、別の」、「存」の「思う、考える」という意味から
類義語異議、異論、異見など
英語訳objection(異議、異存)

「異存がある」「異存がない」という表現は、会議の場でひんぱんに用いられます。漢字もそれほど難しくないので、なんとなく意味を知っていたという人も多いでしょう。

注意すべきは、「異論」との意味の違いです。「異論」は反対意見というよりも、「別の意見」という意味合いが強いです。

このような類義語も含め、的確に使いこなせるようにしましょう。

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