心理学用語「シンメトリー効果」とは?意味と具体例を解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、心理学用語の「シンメトリー効果(しんめとりーこうか)」です。

言葉の意味、具体例、由来、英語訳についてわかりやすく解説します。

 

「シンメトリー効果」の意味をスッキリ理解!

シンメトリー効果(しんめとりーこうか)人間は対称のものに対し誠実さや美しさを感じ好感を持つという効果

 

「シンメトリー効果」の意味を詳しく

「シンメトリー効果」とは人間が対称のものに対し誠実さや美しさを感じ、好感を持つという効果のことです。

ここで言う「対称」とは、左右対称のことだけでなく、上下対称や斜め対称も含まれます。

また、平面でなく立体のもので考える場合には前後対称も含まれるのです。

 

対称であることによって得ることができるとされている印象は、「誠実感」「信頼感」「安定感」「安心感」などがあると言われています。いいことづくめですね。

「シンメトリー効果」の具体例

シンメトリー効果の具体例には以下のようなものがあります。

  • 広告の「シンメトリー効果」
  • 人の顔の「シンメトリー効果」
  • 建築の「シンメトリー効果」
  • 行動の「シンメトリー効果」

それぞれ見ていきましょう。

広告の「シンメトリー効果」

「シンメトリー効果」は、ポスターや広告など、身の回りに多く活用されています。

写真や文字の配置を左右や上下対称にすることで、見た人に好感を与えることができます。

人の顔の「シンメトリー効果」

また、「対称のもの」と言われると平面をイメージしがちですが、平面的なイラストなどだけでなく、立体的なものについても「シンメトリー効果」は現れます。

たとえば、人間の顔についてです。

人間の顔も、左右が非対称な顔よりも対称な配置の顔の方が好感を得やすいです。また、「信頼感」「誠実さ」といった印象を与えやすい傾向があります。

笑うときも、左右の口角を上げて対称に笑うと「誠実感」を与えることができます。逆に右側の口角だけを上げたりと、左右非対称な笑い方をすると、冷笑や苦笑いなどの印象を与えてしまいます。

建築の「シンメトリー効果」

西洋の建築には、「対称」が多く取り入れられています。ヨーロッパの古い宮殿などは左右対称に作られているものが非常に多いですよね。

これによって、建物から「重厚感」や「安定感」を感じやすくなっています。

家の内装にも「対称」を取り入れることで「安心感」を与えるようなインテリアにできるのです。

行動の「シンメトリー効果」

「シンメトリー効果」は、自分の行動によって意図的に起こすこともできます。

基本的に人間の体は左右対称に作られているように見えますが、意外と非対称な部分が多いです。

たとえば、喫茶店で人と話すときに片手だけひじをついたり、足を組んだりすると、シルエットが左右非対称になります。右側に首を傾げたりすることで自分の左右対称性を崩してしまうのです。

逆にこれらに気を使って足を組まない、姿勢を正すなどをして、体を左右対称に保つと相手に対して「誠実感」「信頼感」を与えることができるのです。

「シンメトリー効果」の由来

「シンメトリー効果」の名前は「対称」という意味の英単語 “symmetry” に由来しています。

“symmetry”を日本語に音訳したときに「シンメトリー」と言われます。

しかし、実際には二つの “m” は同時に発音されるため、英語の発音は「シメトリー」に近いです。

「シンメトリー効果」の英語訳

シンメトリー効果を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • symmetry effect
    (シンメトリー効果)

まとめ

以上、この記事では「シンメトリー効果」について解説しました。

読み方シンメトリー効果(しんめとりーこうか)
意味人間は対称のものに対し誠実さや美しさを感じ好感を持つという効果
由来「対称」という意味の英単語 “symmetry” から
英語訳symmetry effect(シンメトリー効果)

「シンメトリー効果」は、ポスターはもちろん他にも様々な場面に関係している心理現象です。意味や具体例をしっかりと理解しておきましょう。