「ジャージ」と「スウェット」の違いとは?使い分けまで解説

違いのギモン

スポーツをすると汗をかきますし、体も熱くなってきます。

なので、いつも使っている服で運動を行ってしまうと、汗が蒸れて気持ち悪いですよね。

だから、運動をする時にはそれに適した服を着ている人が多いです。

 

そして、運動に適した服としては「ジャージ」や「スウェット」などがあげられます。

これらの服は汗を素早く吸収してくれますし、すぐに乾きますので、汗をかいても蒸れにくくなっています。

ところで、「ジャージ」と「スウェット」では何が違うのでしょうか。

きかれてみると答えられないという人も多いと思います。

そこで、今回は「ジャージ」と「スウェット」の違いについて解説していきたいと思います。

結論:生地が違う

まず、「ジャージ」とはジャージー生地という素材をジャージー編みという特別な製法で編み上げたもののことです。

一方、「スウェット」はスウェット生地を編み上げてできた服の総称です。

つまり、「ジャージ」と「スウェット」では生地が違うのです。

「ジャージ」をもっと詳しく

ジャージとはジャージー生地という素材をジャージー編みという特別な製法で編み上げたもののことです。

ちなみに、ジャージー編みをすると伸縮性のある服に仕上がります。

そのため、運動やトレーニングに適していて、学校の体育の授業からアフリートまで幅広い範囲で使われています。

また、ジャージー生地は比較的軽めなので、この点も運動に向いています。

 

そして、ジャージにはそのほかにも速乾性があるという特徴があります。

そのため、服が汗を吸ってもすぐに乾きます。

ただ、汗を吸う性質は弱いので、激しい運動をすると体中が汗まみれになります。

 

そんなジャージはイギリス海峡のジャージー島で作られた生地をもとに作られていて、「ジャージ」という名前もこの島からつけられています。

そして、生地の原材料にはウールや綿やポリエステルなどがありますが、現在の主流はポリエステルのみで作られたものです。

「スウェット」をもっと詳しく

スウェットはスウェット生地を編み上げてできた服の総称です。

そして、もともとはスウェット生地から作られた服の総称でしたが、日本ではトレーニングウェアそのものの呼びかたとして定着しました。

また、日本で「スウェット」と言うと、正確には「スウェットシャツ」を指すことが多く、スウェット生地でできたズボンのことは「スウェットズボン」と呼びます。

そして、上下を合わせるとスウェットスーツと呼ばれます。

ちなみに、スウェットシャツはトレーナーと呼ばれることもありますが、これは和製英語のため、英語圏で「トレーナー」と言っても通じません。

 

そんなスウェット生地はジャージ生地より吸湿性に優れているので、本格的なトレーニングに適しています。

また、軽い着心地なので防寒着やパジャマなどとしても根強い人気があります。

そのため、スウェットは汗をとって冷えを防ぐためのシャツと言うことができるでしょう。

ちなみに、スウェットにフードをつけたものはパーカーと呼ばれます。

 

そして、スウェットの生地は裏毛(うらけ)のことも裏起毛のこともあります。

このうち、裏毛とは服の内側がタオルのようになっているもので、肌触りがよく、保温性に優れています。

また、裏起毛はふんわりと柔らかであり、裏毛よりも高い保温性があります。

そのため、冬場でも温かく、吸湿性にも優れているので汗をかいても安心です。

 

ちなみに、スウェットはかつてはスポーツ選手が競技の前後に着る衣類でした。

現在でもこのような使われかたはされていますが、もっと一般的に使われています。

そして、スウェットの素材は綿であることが多いでしょう。

まとめ

以上、この記事では、「ジャージ」と「スウェット」の違いについて解説しました。

  • ジャージ:ジャージー生地という素材をジャージー編みで編み上げたもののこと
  • スウェット:スウェット生地を編み上げてできた服の総称

「ジャージ」と「スウェット」 にはそれぞれいいところがあるんですね。

スポーツをする時には自分にあった服を選んでいきたいものです。

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和佐 崇史
文章を書くこと、読むことが大好きな大学生です。中学2年生で漢検2級を取得するなど、言葉については詳しい自信があります。Webライターとしてはこれまで累計1,000記事以上を執筆してきました。