似てるけど違う!「推奨」と「奨励」の違い

違いのギモン

日本語には似ているが意味に微妙な違いがある熟語がたくさんあります。

例えば、「推奨」と「奨励」はどちらも人におすすめするという意味を持っていますが、違いもあります。

みなさんはその違いを答えられますでしょうか。

おそらく、答えられない人が多数派だと思います。

そこで、今回は「推奨」と「奨励」の違いについて解説していきたいと思います。

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結論:ニュアンスが違う

まず、「推奨」は「すぐれている点をあげて人にすすめること」という意味です。

一方、「奨励」は「良いこととしてそれをするように人にすすめること」という意味になります。

つまり、「推奨」と「奨励」ではニュアンスが異なるのです。

「推奨」をもっと詳しく

「推奨」は「すぐれている点をあげて人にすすめること」という意味です。

まずはそれぞれの漢字の意味から考えてみましょう。

まず、「」は「前に押し出す」「後押しする」などの意味を持っています。

一方、「」は「はげます」「すすめる」などの意味を持っています。

ここから、「推奨」は「後押ししてすすめる」という意味だと推測することができます。

 

ちなみに、「推奨」は日常会話の中ではあまり使われない言葉です。

例えば、友達に「このパソコンは軽くて持ち運びやすいから推奨だよ」などとは言いませんよね。

日常会話では「おすすめ」などの表現がよく似合います。

 

そして、「推奨」がよく使われるのは宣伝や説明書など、ビジネスシーンです。

例えば、「この小説は読みやすくてためになるので、小学生が読むことを推奨する」などのように使われます。

そして、商品など、モノをすすめる場合に使われることが多いでしょう。

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「奨励」をもっと詳しく

「奨励」は「良いこととしてそれをするように人にすすめること」という意味になります。

これもそれぞれの漢字の意味から見ていきましょう。

まず、「奨」は先ほども紹介した通り、「すすめる」「はげます」などの意味です。

一方、「励」は「はげます」という意味です。

ここから、「奨励」とは「(何かをするように)はげます」という意味になると考えることができます。

 

そして、「奨励」は主に研究や事業などの行為をすすめる時に使われることが多いです。

例えば、「政府は利益を従業員に還元することを奨励している」などのように用います。

ちなみに、「奨励」はこの例からもわかる通り、上の立場から「ぜひこれをやるように」と強めにすすめて後押しするようなニュアンスを持っています。

そのため、奨励する人や団体自体が「やるべきだ」と考えているものを後押しするというニュアンスも持っています。

 

また、「奨励」はほかの漢字と組み合わせて使われることもあります。

例えば、特定の研究や事業に国などから出るお金のことは「奨励金」と呼ばれます。

まとめ

以上、この記事では、「推奨」と「奨励」の違いについて解説しました。

  • 推奨:「すぐれている点をあげて人にすすめること」という意味
  • 奨励:「良いこととしてそれをするように人にすすめること」という意味

「推奨」と「奨励」ではニュアンスが異なりますから、使うのに適した場面は微妙に違います。

使いわけが必要な場面では適切なほうを使っていきたいですね。

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