今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「スタンディングオベーション」です。
「スタンディングオベーション」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。
☆「スタンディングオベーション」をざっくり言うと……
英語表記 | スタンディングオベーション(standing ovation) |
---|---|
意味 | 観客が立ち上がって拍手を送る |
語源 | 英語のstanding ovation |
類義語 | 拍手喝采など |
対義語 | ブーイングなど |
このページの目次
「スタンディングオベーション」の意味をスッキリ理解!
「スタンディングオベーション」の意味を詳しく
「スタンディングオベーション」は「観客が立ち上がって拍手を送る」という意味です。「立ち上がった状態で拍手すること」と言い換えることもできます。
たとえば、講演会に行ったとします。講演会で登壇者がとても感動的なスピーチをして、それを聴いていた人たちが思わず立ち上がって拍手したとします。
この観客の状態を「スタンディングオベーション」と言います。
一方で、拍手でなく、観客の多くが立ち上がって歓声を送ることも「スタンディングオベーション」と言います。
「スタンディングオベーション」の使い方
- 登壇者にスタンディングオベーションを送る。
- スタンディングオベーションで全員が賛成した。
- スタンディングオベーションで彼の登場を歓迎する。
「スタンディングオベーション」は①の例文のように、「送る」という動詞とともによく使います。また、略をして「スタオベ」という形でも使います。
②の例文のように、賛成か反対を問う時に「スタンディングオベーション」で考えを表す場合もあります。
たとえば、「この意見に賛成の方はご起立をお願いします」と言って、「スタンディングオベーション」を促します。
③の例文はコンサートや講演会で使います。コンサートや公演で最初に盛り上がるのは、その日の主役が登場した時です。
「生で本物を見ることができた」という想いから、興奮して「スタンディングオベーション」をしてしまう人が多いのです。
「スタンディングオベーション」の語源
「スタンディングオベーション」の語源は英語のstanding ovationです。standingは「立っている」、「ovation」は「拍手」「喝采」という意味です。
standing ovationが初めて使われたのは、1740年代のイギリスと言われています。当時の国王、ジョージ二世は演奏会を観賞して、感動して思わず立ち上がって拍手を送りました。
それに合わせて周りの観客も一緒に拍手を送ったことから、「全員が拍手する」という意味合いになりました。
「スタンディングオベーション」の類義語
「スタンディングオベーション」には以下のような類義語があります。
- 拍手喝采:手をたたきながら、大声でほめたたえる
拍手喝采
「拍手喝采」は「手をたたきながら、大声でほめたたえる」という意味です。特に大勢の人が一緒になって拍手をするような場面を指します。たとえば、「コンサートで拍手喝采が起こる」といいます。
一方で、「スタンディングオベーション」のように「立ち上がる」というニュアンスは含まれません。
「スタンディングオベーション」の対義語
「スタンディングオベーション」には以下のような対義語があります。
- ブーイング:観客が不満の意を表して声をあげる
ブーイング
「ブーイング」は「観客が不満の意を表して声をあげる」という意味です。たとえば、スポーツ観戦をしていて、選手が不当なプレイをしたとします。そこで「ブー」と声を上げるのが「ブーイング」です。
よく「大ブーイング」「ブーイングを送る」などと言います。
まとめ
以上、この記事では「スタンディングオベーション」について解説しました。
英語表記 | スタンディングオベーション(standing ovation) |
---|---|
意味 | 観客が立ち上がって拍手を送る |
語源 | 英語のstanding ovation |
類義語 | 拍手喝采など |
対義語 | ブーイングなど |
「スタンディングオベーション」は日常生活でもよく使う単語です。やはり、意味が分からないと困る時もあります。
ぜひ、この記事を参考にして「スタンディングオベーション」の意味や使い方を覚えましょう。