「奏功(そうこう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「奏功(そうこう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

スポンサードリンク

「奏功」の意味をスッキリ理解!

奏功(そうこう):目標通りの結果を得ること

「奏功」の意味を詳しく

「奏功」という熟語は、「目標通りの結果を得ること」という意味です。

「目標通り」という点から、事前に何か作戦や戦略を立てていることが前提となります。作戦や策略は、目標を達成するために考えるものですよね。

したがって、「奏功」の意味を「立てた作戦や戦略によって、物事が思った通りに運ぶこと」と詳しい形で言い換えることもできます。

関連語「功を奏する」とは?

「奏功」に似ている言葉として、「功を奏する」があります。「功を奏する」とは、「効果を現す」や「成功する」という意味で、「奏功」と同じ意味を持ちます

同じ漢字が用いられていますが、その順番が逆になっているため、「奏功」を間違えて「功奏」と書かないように注意しましょう。

スポンサードリンク

「奏功」の使い方

「奏功」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. 彼の狙いが奏功した。
  2. 新薬を使ったことが奏功し、病状が回復してきたようだ。
  3. 関ケ原の戦いは、小早川が寝返ったことが奏功して、徳川軍が勝利した。

上記の例文のように、「奏功」は「~が奏功し、~した」というような形で使われるのが一般的です。始めに行った作戦や戦略の内容を、「奏功し」の後にその結果を述べましょう。

2つ目の例文では、現在使っている薬から新しいものに変えるという「試み」によって、病状が回復に向かうという「良い結果」を得ることができたさまを「奏功」で表しています。

3つ目の例文は、歴史上の話からの引用です。関ケ原の戦いでは、徳川率いる東軍と石田率いる西軍が戦闘を繰り広げました。この戦いでは、西軍側であった小早川という武将が西軍を裏切るよう、東軍から使者が送られたとされています。

結果として、東軍が勝利を収めることになりました。東軍の作戦が「奏功」したのです。

「奏功」の語源

「奏功」という熟語は、「功績を奏上する」という言葉を由来としています。

まず「功績」とは、「優れた働き」や「立派な成果」を意味します。次に「奏上」は、「天子(てんし)に申し上げる」という意味を持ちます。「天子」とは中国における皇帝、また日本における天皇のことです。

つまり、「奏功」はもともと「権力者に対して、物事が上手くいったという成果を報告すること」という意味を持っていました。

ここから、単純に「目標通りの結果を得ること」という意味で用いられるようになっていったのです。

スポンサードリンク

「奏功」の類義語

奏功には以下のような類義語があります。

  • 成功:あることを目的通りに成しとげること
  • 達成:あることを成しとげること
  • 上首尾(じょうしゅび):物事が上手い具合に運ぶこと

これら3つの熟語と「奏功」は「物事がうまくいく」という点で意味が共通していますが、ニュアンスには違いがあります。

これら3語は、単純に「ある物事が上手くいったこと」を表しています。これに対して、「奏功」には「ある作戦や戦略が機能したことによって」物事を成しとげることができた、というニュアンスがあります

違いを知って上手く使い分けましょう。

「奏功」の英語訳

奏功を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • success
    (成功)
  • help
    (助け)

英語に「奏功」と全く同じ意味の単語はありません。そのため、文脈に合わせて “success” や “help” といった表現を用いましょう。「~が奏功し」と言いたい場合は、「~によって」を意味する “due to” と組み合わせて “due to the success of ~” と表します。

「奏功」をよりシンプルに動詞の形で用いたい場合は、”help” を使いましょう。例えば、「新しい経済政策が奏功し、その国は経済成長を達成した」という文は、 “The new economic policy helped the country achieve economic growth.” のように表現することができます。

スポンサードリンク

まとめ

以上、この記事では「奏功」について解説しました。

読み方 奏功(そうこう)
意味 目標通りの結果を得ること
語源 功績を奏上するという言い回しから
類義語 成功、達成、上首尾
英語訳 success(成功)、help(助け)

「奏功」の意味や使い方等を理解できたでしょうか。「功を奏する」など、関連語も合わせて覚えてみてください。

スポンサードリンク