故事成語「糟糠の妻(そうこうのつま)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「糟糠の妻」です。

「糟糠の妻」の意味、例文、由来、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

「糟糠の妻」の意味をスッキリ理解!

糟糠の妻(そうこうのつま):貧しいころからともに苦労してきた妻のこと

「糟糠の妻」の意味を詳しく

「糟糠の妻」とは、貧しいころからともに苦労してきた妻のことです。

ちなみに、「糟糠」とは、米かすと米ぬかのことを表しています。

そして、これらの食べ物は粗末な食べ物の代名詞です。

つまり、「糟糠の妻」とは、粗末な食べ物しか食べられないような貧乏な時期から苦労を共にしてきた妻、ということなのです。

「糟糠の妻」の例文

  1. 貧乏人から大企業の社長にまで上りつめた彼の奥さんはまさに糟糠の妻と言えるだろう。
  2. 糟糠の妻を見捨てるなんて、正気とは思えない。
  3. トップアスリートの妻は、糟糠の妻であることが多い。

「糟糠の妻」の由来

「糟糠の妻」の出典は『後漢書(ごかんじょ)』の「宋弘伝(そうこうでん)」という章です。

この章の中に、「糟糠の妻は堂より下さず」という文章が出てくるのです。

ちなみに、この文章は「粗末な食事しかとれないような貧しい時を共にした妻は、立身出世しても離縁して家から追い出すわけにはいかない」という意味を表しています。

詳しく見てきましょう。

 

中国の後漢の光武帝(こうぶてい)の姉、湖陽公主(こようこうしゅ)は夫と死別し、再婚したいと考えていました。

そして、彼女は宋弘という人物と再婚したいと思っていました。

なぜなら、宋弘は容貌も人柄も優れていたからです。

 

そこで、光武帝は公主を柱の影に隠し、宋弘に「人は金持ちになれば妻を変えるのが普通だ。だから、君も変えてみてはどうか」と問いました。

すると、宋弘は粗末な食事しかとれないような貧しい時を共にした妻は、立身出世しても離縁して家から追い出すわけにはいかない」と答えたのです。

その後、光武帝は公主に、「宋弘と結婚するという望みは叶わない」と告げました。

「糟糠の妻」の類義語

「糟糠の妻」には以下のような類義語があります。

  • 宋弘不諧(そうこうふかい)

「糟糠の妻」の英語訳

「糟糠の妻」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • wife who has followed one through hard times
    (大変な時代を連れ添ってきた妻)

まとめ

以上、この記事では「糟糠の妻」について解説しました。

読み方糟糠の妻(そうこうのつま)
意味貧しいころからともに苦労してきた妻のこと
由来宋弘の「糟糠の妻は堂より下さず」というセリフから
英語訳wife who has followed one through hard times

やはり、「糟糠の妻」のように、一緒に苦労してきた人は見捨てられないものです。

そのような人はずっと大事にしていきたいですよね。

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和佐 崇史
和佐 崇史
文章を書くこと、読むことが大好きな大学生です。中学2年生で漢検2級を取得するなど、言葉については詳しい自信があります。Webライターとしてはこれまで累計1,000記事以上を執筆してきました。