今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「創意工夫(そういくふう)」です。
言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。
☆「創意工夫」をざっくり言うと……
読み方 | 創意工夫(そういくふう) |
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意味 | 今までになかった新しい考え方や方法を見つけ出すこと |
類義語 | 意匠惨憺、新機軸、専売特許など |
英語訳 | originality and ingenuity(創意工夫) |
「創意工夫」の意味をスッキリ理解!
「創意工夫」の意味を詳しく
「創意工夫」とは、今までになかった新しい考え方や方法を見つけ出すことをいいます。
他の誰も思いつかないようなことを考え出し、それを行うためのよい方法を考え巡らす、ということです。
何もないところから何かを生み出す、という意味で使われることもあります。
「創意」には新しい思いつきや、今まで考え出されなかった考え、という意味があります。
また、新しいものを作り出すこと、という意味があります。
「工夫」は、物事を実行するためのよい方法をあれこれ考え、行うことをいいます。
したがって、「創意工夫」は、今までにない新しい方法で、試行錯誤(しこうさくご)しながら取り組んでいくことを意味します。
また、斬新(ざんしん)なアイディア、独創的なアイディアを生み出すという意味でも使われます。
「創意工夫」の使い方
- この料理は、シェフが創意工夫を凝(こ)らした、オリジナルレシピをもとに作られています。
- 例にならうことももちろん大事だが、自ら創意工夫することによって技術は磨かれていくものだ。
「創意工夫」は、例文①のように、料理や作品などを作るときによく使われます。
このとき、ほかにはない独創的なアイディアによって作られたというニュアンスを持ちます。
また、第三者がこのように使う場合は、その料理や作品を高く評価していることが多いです。
例文①にあるように「創意工夫を凝(こ)らす」という形で使われることも多いです。
「凝らす」には「集中させる」「一心に考えをめぐらす」という意味があります。
しっかりと集中して取り組み、なおかつ新しい発想をもとに作られた作品であるという意味でも、「創意工夫」は基本的にプラスの意味で使われます。
また、例文②のように技術やアイディアなど目に見えないものを磨いたり、生み出したりするときにも使われます。
ただ誰かに言われた通りにやったり、頼まれたからやったりするのではなく、自ら積極的に取り組んでいるということが強調されています。
「創意工夫」の類義語
「創意工夫」には以下のような類義語があります。
- 意匠惨憺(いしょうさんたん):工夫を凝らすために苦心(くしん)する様子
- 新機軸(しんきじく):従来のものとは違う新しい方法
- 趣向を凝らす(しゅこうをこらす):風情(ふぜい)がより深くなるように工夫すること
- 専売特許(せんばいとっきょ):他の人に真似できない、その人だけが得意とすること
「創意工夫」の英語訳
「創意工夫」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- originality and ingenuity
(創意工夫)
「創意工夫」を英語で表すと、 “originality and ingenuity” となります。
“originality” には「創意、独創性」という意味があります。
“ingenuity” には「工夫」という意味があります。
それらを組み合わせて、「創意工夫」という表現になります。
まとめ
以上、この記事では「創意工夫」について解説しました。
読み方 | 創意工夫(そういくふう) |
---|---|
意味 | 今までになかった新しい考え方や方法を見つけ出すこと |
類義語 | 意匠惨憺、新機軸、専売特許など |
英語訳 | originality and ingenuity(創意工夫) |
自ら考え、試行錯誤する「創意工夫」は簡単なことではありません。
だからこそ、新たな発見があったり、何かを成し遂げるのによりよい方法を見つけることができたりするのです。