四字熟語「粗製濫造(そせいらんぞう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「粗製濫造(そせいらんぞう)」です。

言葉の意味・使い方・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「粗製濫造」の意味をスッキリ理解!

粗製濫造(そせいらんぞう):質の低い製品をむやみにたくさん作ること

「粗製濫造」の意味を詳しく


「粗製濫造」とは、質の低い製品をむやみにたくさん作ることです。つまり、質よりも量を優先して生産されることを言います。

「粗製」とは、粗末で質の悪い製品のことです。「濫造」はむやみにたくさん作ることです。これらの熟語が合わさり、粗製濫造という四字熟語が成り立っています。

粗製濫造は「粗製乱造」と書く場合もあります。

粗製濫造の実例

2007年に、中国で肉まんにダンボールが混入しているという事件がありました。

この事件は、中国の北京市で無許可営業をしていた露店で、ひき肉とともに肉まんの材料として段ボールを混入させた『偽装肉まん』が売られていたというものです。これは、本物の肉まんの数分の1程度のコストで製造するために行われていました。

これは「質が悪い」どころか健康に被害が出る可能性もある悪質な例ですが、このように質の悪い製品が生産され、実際に売られていたというケースもありました。

「粗製濫造」には、このような悪質な金儲けの意図がある場合もあるのですね。

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「粗製濫造」の使い方

「粗製濫造」は、以下のように使われます。

  1. あの会社は、多くの商品が粗製濫造であったことが発覚し、信用を大きく失った。
  2. 安易に大量生産を目指すことは、一歩間違えると粗製濫造になりかねないので注意が必要だ。
  3. 夜遅くに仕事をすると、ただの粗製濫造になりかねないので、きちんと生活にメリハリをつけることが大切だ。
①のように、「粗製濫造」は、人の信用や信頼を失いかねないことです。企業は利益を追い求めるだけでなく、社会的な責任を自覚することが求められます。

②の例文は、量ばかりを追い求めてしまうと、意識しているつもりでも知らず知らずのうちに質がおざなりになってしまうことを表した文章です。もちろん、量を大切にすることは悪いことではありませんが、何事もバランスが大切です。

③の例文は、皆さんも心当たりがある内容ではないでしょうか。学生時代の勉強においても、眠いながらにやったり嫌々ながらにやったりたりすると、覚えることや身につけるという目的を忘れ、「ただやるだけ」になってしまった経験があるのではないでしょうか。

「粗製濫造」の英語訳

「粗製濫造」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • mass production of inferior goods
    (劣った製品の大量生産)
  • inferior articles in large quantities
    (大量の劣った品物)
  • sacrifice quality to quantity
    (質を量の犠牲にする)

これらの英語訳はすべて「質の悪いものがたくさんある」という意味です。

 

“mass production” で「大量生産」と訳します。

inferiorには、「下級の」「劣った」「二流品の」などの意味があります。つまり、質が高くないことを表しています。

sacrificeは、「犠牲にすること」「いけにえにすること」を表します。“sacrifice A to B” で、「AをBの犠牲にする」と訳すことができます。

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まとめ

以上、この記事では「粗製濫造」について解説しました。

読み方粗製濫造(そせいらんぞう)
意味質の低い製品をむやみにたくさん作ること
英語訳mass production of inferior goods(劣った製品の大量生産)

質の悪いものをいくらたくさん作っても、価値は生まれません。同様に、勉強や仕事においても、質の悪いことをいくらたくさんやっても、それはなんの利益も生まないでしょう。

ただむやみに何かをするのではなく、きちんと目的意識を持ちながら物事に取り組むことが大切ですね。

「粗製濫造」の意味と使い方を覚え、正しく使えるようにしましょう。

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