「素封家(そほうか)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「素封家(そほうか)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「素封家」の意味をスッキリ理解!

素封家(そほうか):お金持ち、財産家

「素封家」の意味を詳しく


「素封家」は、お金持ちや財産家のことを言います。「素封」だけでも「お金持ち」を表しますが、明治時代以降から「素封家」と言うようになりました。

「素封」を構成する漢字は、以下の意味で使われています。

  • :何もない、虚しい
  • :封土(ほうど)

「素」は、素材などで使われるように「そのままの」という意味です。ただし、中国語では「何もない」ことを表すのです。また、「封土」とは、君主がその家臣に領地として分け与えた土地のことです。

 

したがって、もともとは領土や社会的な地位は持っていないものの、封土を所有して支配している人に匹敵する富を持っている人を指す言葉として使われていました。簡単に言い換えるならば、「君主との繋がりのない民間のお金持ち」を表す言葉なのです。

最近では、単に「お金持ち」「財産家」という意味で使われています。

「素封家」の正しい読み方は「そほうか」です。

「封」の字が封印や封筒などでよく使われる漢字であるため、「そふうか」と誤読されることが多々あります。誤って覚えてしまわないように注意しましょう。

「素封家」の使い方

「素封家」は、以下のように使われます。

  1. 素封家の家に生まれた私は、幼い頃から厳しくしつけられた。
  2. 彼女は素封家の一人娘で、どこかわがままなところがある。
  3. 彼の実家は素封家なのだそうだ。

①の例文からは、財産を持つ両親のもとで英才教育を受けていたことが分かります。

②の例文では、彼女の性格を「お金持ちの一人娘だから甘やかされたのだろう」と遠回しに言っています。

③の例文は、彼の実家がお金持ちであることを「素封家」という言葉で表現しています。

「素封家」の語源

「素封家」は、中国の歴史書である『史記』に由来しています。

中国語として使われていた言葉が、そのまま日本語として使われています。

「素封家」の類義語

「素封家」には以下のような類義語があります。

  • ブルジョア;富裕者、お金持ち
  • 資産家:財産を多く持っている人
  • 財産家:資産を多く持っている人
「ブルジョア」は、フランス語で中世ヨーロッパで貴族や聖職者などの上位階級の人々と農民や労働者などの庶民との中間の階級に位置する商工業者を指す言葉でした。また、「近代社会における有産者」という意味でも使われ、今では富裕者やお金持ちという意味で使われています。

「資産家」と「財産家」はほとんど同じ意味合いで使われています。

「素封家」の対義語

「素封家」には以下のような対義語があります。

  • 金欠:金銭を持っていないこと
  • 貧乏:財産や収入が少ないために生活が苦しいこと
  • 貧困:貧しく生活に困ること

「素封家」が裕福な人を指す言葉であるに対して、対義語は「金銭的に貧しい」という意味が対義語にあたります。

「素封家」の英語訳

「素封家」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • wealthy person
    (裕福な人、富裕な人)
    He is one of the wealthy person.” (彼は有数の素封家だ。)
    She was born to a wealthy family.” (彼女は素封家のもとに生まれた。)

wealthyは、「裕福な」「富裕な」「恵まれて」「富んだ」などの意味を表す英単語です。

まとめ

以上、この記事では「素封家」について解説しました。

読み方素封家(そほうか)
意味お金持ち、財産家
語源『史記』
類義語ブルジョア、資産家、財産家
対義語金欠、貧乏、貧困
英語訳wealthy person(裕福な人、富裕な人)

普段はあまり聞き慣れない言葉ですが、こういった言葉こそ語彙力の向上に繋がります。

「素封家」の意味をきちんとおさえ、正しく使いこなせるようにしましょう。