「疎外感(そがいかん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「疎外感(そがいかん)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「疎外感」の意味をスッキリ理解!

疎外感(そがいかん):疎まれ排除されているという感覚

「疎外感」の意味を詳しく

「疎外感」は、疎まれ排除されているという感覚のことです。

疎外感は、「疎外」と「感」という漢字から成り立っています。

そもそも「疎外」には、以下の二つの意味があります。

  1. 嫌ってのけものにすること。
  2. 人間がみずから作り出した事物や社会関係・思想などが、逆に人間を支配するような疎遠な力として現出すること。また、その中での、人間が本来あるべき自己の本質を喪失した非人間的状態。

また、「感」は「自分が感じること」という意味です。

つまり「疎外感」とは、自分が疎まれ排除されているように感じることです。

「疎外感」の使い方

  1. 私はクラスのみんなと共に行動していたものの、どこか疎外感を感じていた。
  2. 新しい職場に転職して約半年経ったが、いまだに馴染めず疎外感が増している。
  3. 部活を途中でやめた私は、部活を続ける仲間たちに対し疎外感を抱いている。

上記の例文のように、「疎外感」という単語は、感情や感覚を意味するため、「感じる」、「抱く」、「覚える」という動詞とともに用いられる場合が多いです。

「疎外感を感じる」という表現は、「感」という同じ意味の漢字が重なるため「重言(じゅうげん、じゅうごん)」あるいは「重複表現」とも呼ばれます。同じ「重言」でも「違和感を感じる」や「疎外感を感じる」に関しては、一般に許容されている表現であるため、使用しても問題はないでしょう。

 

「疎外感」は、以下のような状況のときに使います。

  • 所属している集団に自分とは意見が異なる人しかいないとき
  • 自分自身が孤独を感じているとき

そのため、集団からはみ出している本人が孤独を感じていない場合には、「疎外感を感じている」とは言えません。

「疎外感」の類義語

疎外感には以下のような類義語があります。

  • 孤独:「自分がひとりである」と感じる心理状態のこと
  • 孤立感:周囲との関係が立たれている感じのこと
  • 漂流感:頼る人や物のない状態のこと

「疎外感」は「疎まれ排除されているという感覚」という意味であるため、少なからず周囲の人の影響があります。一方、「孤独感」は、周囲の人の態度や接し方に関わらず生じる感情です。そのため、周囲の人との関係性など、外部からの影響がある場合には「疎外感」を使います。

「疎外感」の対義語

疎外感には以下のような対義語があります。

  1. 受容感:受け入れてもらえていると感じること
  2. 一体感:集団にまとまりがあること

①は、「疎外」の反対語が「受容」であるため、「疎外感」の反対語は「受容感」になります。

②は、同じ目標を持っていたり、コミュニケーションがよくとれて、話が合うときなどに感じる言葉です。

仲間外れになっているような人がおらず、仲間同士、連携をとってうまく関係を築いている様子が伺えます。

「疎外感」の英語訳

疎外感を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • alienation
    (疎外)

以下が例文です。

  • You’re giving her a sense of alienation.
    (あなたは彼女に疎外感を与えている。)
  • I feel a sense of alienation from society.
    (社会からの疎外感を感じる。)

「疎外感」として使用する場合は、「〜感」を表す “a sense of 〜” とともに使用される場合が多いです。

まとめ

以上、この記事では「疎外感」について解説しました。

読み方疎外感(そがいかん)
意味排除されているという感覚
類義語孤独感、孤立感、漂流感など
対義語受容感、一体感など
英語訳alienation

類義語との微妙なニュアンスの違いを意識して覚えましょう。