「雪」と「霙」と「霰」と「雹」の違いとは?わかりやすく解説

違いのギモン

冬になると「雪」が降りますが、雪だけでなく「霙(みぞれ)」や「霰(あられ)」や「雹(ひょう)」が降ることもありますよね。これらの違いは一体何なのか、この記事で詳しく解説していきます。

☆「雪」「霙」「霰」「雹」の違いをざっくり言うと……

空気中の水蒸気が凍ったものが、地上まで融けずに落ちてくるもの
雪と雨が混ざって降ること
雪より大きく、直径が 5 mm 未満の物
直径が 5 mm 以上の物

結論:粒の大きさが違う

「雪」「霙」「霰」「雹」の違いを分かりやすくまとめたものが以下の表になります。

空気中の水蒸気が凍ったものが、地上まで融けずに落ちてくるもの
雪と雨が混ざって降ること
雪より大きく、直径が 5 mm 未満の物
直径が 5 mm 以上の物

「雪」をもっと詳しく


空気中の水蒸気が上空で冷やされてできた水滴が凍り、そのまま融(と)けずに地上に降るのが雪です。

一般的に雪になる条件は次の3つと言われています。

  • 地上の気温が3℃以下
  • 上空 1,500 m 付近の気温が -6℃ 以下
  • 上空 5,000 m 付近の気温が -30℃ 以下

これらの条件を満たしていない場合は、雨になることもあります。

「霙(みぞれ)」をもっと詳しく


霙は雨と雪が混ざって降ることです。

天気予報上は雪になります。

雪になるには少し温度が高いときや、雨から雪に変わったとき、また、その逆のときに霙になりやすいです。つまり、雪になる条件をギリギリ満たしていないときに発生するのです。

具体的には上空 1,500 m 付近の気温が -3℃ ~ -6℃ の時に霙になりやすいです。

「霰(あられ)」をもっと詳しく


空気中の水蒸気が上空で冷やされてできた水滴の中には、凍らずに過冷却状態(※)になっているものがあります。そのような過冷却状態の水滴が他の氷の粒に衝突することで一気に凍り、粒が大きくなります。そのようにしてできたもののうち、直径が 5 mm 未満のものが霰です。

  • 過冷却状態(※):液体が固まらずに、本来固まるはずの温度よりも低い温度まで冷却されることを過冷却といいます。過冷却状態は液体を静かにゆっくり冷却することによって実現されます。過冷却状態の液体は不安定です。外部からの衝撃や、その物質と同じ物質の固体を投入することにより、急に固まり、本来その物質が固まる温度まで、温度が上昇します。

「雹(ひょう)」をもっと詳しく


基本的なできかたはあられと同じで、あられより大きくなったものが雹です。通常大きくても 5 cm くらいまでですが、まれにそれより大きな雹も発生します。

雹は積乱雲(※)の中で発生することが多いです。氷の粒はすぐに地面に落下せず、積乱雲の中にある上昇気流に乗って再び上空に舞い上がります。

このように、途中まで落下して、また舞い上げられることを繰り返します。そのため、融(と)けてまた凍ることや、過冷却状態の水滴が衝突して凍ることを繰り返して、どんどん直径が大きくなるのです。

  • 積乱雲(※):積乱雲は、強い上昇気流によって鉛直方向に著しく発達した雲です。夏に多くでき、一般的に雨や雷を伴います。

このように雹は積乱雲の中で発生しやすいため、夏場に雹が降ることもあります。

大きな氷の塊は家や車の屋根や窓ガラスを貫通することもあり、人間の頭や体に直撃すれば、大怪我につながるため、十分注意が必要です。

まとめ

以上、この記事では、「雪」「霙(みぞれ)」 「霰(あられ)」 「雹(ひょう)」 の違いについて解説しました。
最後にもう一度、下記の表を確認しましょう。

空気中の水蒸気が凍ったものが、地上まで融けずに落ちてくるもの
雪と雨が混ざって降ること
雪より大きく、直径が 5 mm 未満の物
直径が 5 mm 以上の物

雪は冬の風物詩ですが、みぞれやあられになると大きな危険をもたらします。それぞれの違いをよく知って、注意しましょう。