梅雨の時期に出現!「カタツムリ」と「ナメクジ」の違い

違いのギモン

「カタツムリ」は梅雨の時期になるとよく見ますよね。あじさいの葉の上などを歩いていて、梅雨の風物詩というイメージがあります。そして、「カタツムリ」と似た生物としては「ナメクジ」があげられますよね。

ところで、「カタツムリ」と「ナメクジ」の違いはなんなのでしょうか。子どもに聞かれて答えられないと恥ずかしいですよね。そこで、今回は「カタツムリ」と「ナメクジ」の違いについて解説していきたいと思います。

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結論:別の種類の生き物

「カタツムリ」と「ナメクジ」は別の生き物で、「カタツムリ」の殻を取っても「ナメクジ」にはなりません。そして、生物学上で区別の基準はありません。

ただ、一般的には殻を持っているのが「カタツムリ」で、持っていないのが「ナメクジ」です。

序論:カタツムリとナメクジの共通点

カタツムリとナメクジはどちらも軟体動物門腹足綱有肺目(なんたいどうぶつもんふくそくこうゆうはいもく)の生物です。そして、貝の1種です。陸に生息しているので、陸貝と呼ばれます。よって、ヤドカリなども近い仲間です。

そして、雌雄同体であるという特徴を持っています。雌雄同体とはオスの生殖器官とメスの生殖器官のどちらも持っている生物のことです。ちなみに、交尾をする時には寄り添った2匹の片方がオスとしての役割を果たし、もう片方がメスとしての役割を果たします。

また、塩をかけると浸透圧の関係で体内の水分が体外に排出されて脱水症状になってしまいます。この時、体が縮んでいくので溶けているように見えます。

「カタツムリ」をもっと詳しく

カタツムリは軟体動物門腹足綱有肺目の生物のうち、一般的には殻を持つもののことを指します。

そして、殻はカタツムリの体の一部であり、体から取り外すことはできません。ヤドカリなどの、取り外し可能な殻とは違います。もし無理矢理外してしまうと、死んでしまいます。これは、アサリなどの貝から中身を取り出してしまうようなものです。

カタツムリの殻は体の器官の一部なので、その中には内臓があり、血も通っています。そして、生きているため、殻に傷がついたり小さな穴が開いたりしても日が経つと修復されて元通りになります。

ちなみに、殻は体からしみだした石灰分でできています。その主成分は炭酸カルシウムです。つまり、カタツムリにはカルシウムの補給が必要なのです。そのため、カタツムリに卵の殻などのカルシウム分を与えると好んで食べます。

しかし、自然界ではカルシウムを得ることが難しいので、塀などのコンクリートをなめていることもあります。

 

また、カタツムリは表面がヌメヌメしていますよね。あれは体から分泌された粘液です。そして、カタツムリは体の表面が乾燥してしまうと死んでしまいます。あのヌメヌメは体を乾燥から守るためにあったのです。

そして、水分が奪われがちな夏や冬は体の乾燥を防ぐために殻の中に閉じこもり、殻の入り口に薄い膜をはっています。つまり、カタツムリは暑さ寒さが苦手なのです。そのため、長くは生きられず寿命は4年ほどで、小さいものだと1年ほどのようです。

ところで、エスカルゴを食べたことがある方もいると思います。あれはカタツムリの一種です。そのため、普段私たちが見るカタツムリを食べてもおいしいそうです。しかし、カタツムリやナメクジは寄生虫の宝庫なので、食べるのは絶対にやめましょう

寄生虫の中には命に関わるものもあるようです。エスカルゴは寄生虫がつかないような清潔な環境で育てられたものだけが食べられているのです。

 

ちなみに、共通点の項でも紹介しましたが、カタツムリは塩に弱いです。しかし、小笠原諸島に生息しているオトメカタマイマイという種類は塩に強いという珍しい特徴を持っています。

はっきりとした理由は不明ですが、祖先が本州からの流木に乗ってたくさん海水につかり、小笠原諸島にたどりついたので、塩に強い個体だけが生き残ったのだという理由が考えられています。

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「ナメクジ」をもっと詳しく

ナメクジは軟体動物門腹足綱有肺目の生物のうち、一般的には殻のないものを指します。そして、その中にはもともと殻がなかったものと、もともとカタツムリだったが殻がなくなったものがあります。

カタツムリとはまったく別の生き物であるため、いくら育てても殻ができてきたりはしません。

そして、意外に思われるかもしれませんが、どちらかというとカタツムリが進化した姿がナメクジと言えます。殻がなくなっていった理由ははっきりとはわかっていません。

ただ、「殻を背負っているより動きやすいから」「狭い場所にも行くことができるから」「エネルギーの消費が少なく少ない食料でも生きていけるから」などの理由が考えられています。

確かに、ナメクジは石の下などの狭い場所にもいますよね。そして、殻があると動きにくそうだし、エネルギーも使いそうです。

 

ちなみに、ナメクジの中には殻が薄く平らになっているものや、殻が体の中にうもれているものも存在します。そして、コウラナメクジという種類には背中に薄く半透明の殻があります。

また、ナメクジもカタツムリと同じように食べた人がいるようですが、ゴムみたいでおいしくないそうです。こちらも寄生虫の宝庫なので、絶対に真似してはいけません。

まとめ

以上、この記事では、「カタツムリ」と「ナメクジ」の違いについて解説しました。

  • カタツムリ:軟体動物門腹足綱有肺目の生物のうち殻があるもの
  • ナメクジ:軟体動物門腹足綱有肺目の生物のうち殻がないもの

「カタツムリ」と「ナメクジ」の一番大きな違いである殻の有無は知っていた方も多いのではないでしょうか。しかし、知らなかったことも多いと思います。なので、この記事の内容を友達に自慢してみるのもいいかもしれません。

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