「スランプ」の意味とは?使い方から英語や類義語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「スランプ」です。

「スランプ」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

☆「スランプ」をざっくり言うと……

英語表記スランプ(slump)
意味一時的な不調、コンクリートの硬さの尺度
語源英語のslump
類義語プラトー、ディプレッションなど

「スランプ」の意味をスッキリ理解!

スランプ(slump):一時的な不調、コンクリートの硬さの尺度

「スランプ」の意味を詳しく

「スランプ」は「一時的な不調」「コンクリートの硬さの尺度」という意味のカタカナ語です。主にみっつの意味があります。

スポーツなどでの意味

「スランプ」の意味のひとつめは、「体や心の調子が悪くて不振になっている状態」です。

たとえば、スポーツをやっていたとします。その日によってプレイするコンディションが上下します。それで調子が悪い時に「スランプになった」「スランプに陥る」というような使い方をします。

株などでの意味

「スランプ」の意味のふたつめが、株などで使われる意味で「相場の急落」です。たとえば、原油価格が暴落した時に「原油価格のスランプ」と言います。

建築や土木での意味

「スランプ」の意味のみっつめが建築や土木関係の用語で、「生コンクリートの硬さを測る尺度」です。円錐台形のコンクリートの型があって、その中に溶けたコンクリートを入れます。そして、その型を外したときにどれくらい崩れるのかというのをセンチで表したものがスランプです。

当然、スランプの数値が大きいほど柔らかいです。具体的には土木で8から15センチ、建築では15から21センチのコンクリートをよく使います。

「スランプ」の使い方

  1. 調子が悪いのでスランプに陥ったのかもしれない。
  2. スランプの原因を考える。
  3. スランプからの脱出方法を考える。

「スランプ」は調子が悪い状態か、コンクリートの硬さの尺度を表す時によく使います。また、「スランプになる」「スランプに陥る」という使い方をよくします。

 

例文に登場する「スランプの原因」「スランプの脱出方法」について解説します。

長期的な大きい目標がないまま、激しい練習を繰り返していると「スランプの原因」になりやすいです。一方で目標が大きすぎる場合にも非現実的すぎてやる気が失われて「スランプ」になります。

現在の自分にとって最適な目標設定をすることが「スランプ」を避けることにつながります。また、「スランプ」になってしまった場合は確実に達成できる目標に切り替えることはもちろんですが、やり方や方法を変えてみることも大切です。

取り組んでいるモノや事から離れてみて、散歩など気分転換してみるのもいいでしょう。

「スランプ」の語源

「スランプ」の語源は英語のslumpです。意味はカタカナ語と同じですが、英語の方が意味が多いです。

たとえば、「ドサッと落ちる」「崩れ落ちるように座る」という意味もあります。カタカナ語とこの点は少し違うので注意しましょう。

「スランプ」の類義語

「スランプ」には以下のような類義語があります。

プラトー

「プラトー」は「停滞状態」という意味のカタカナ語です。たとえば、どんなに勉強をしても結果が出ないことがあります。この状態を「プラトー」と言って、誰にでも訪れる期間です。

ディプレッション

「ディプレッション」は「意気消沈」「不況」という意味のカタカナ語です。あまり使いませんが、「不況」という意味が「スランプ」と似ています。たとえば、大不況のことを「グレートディプレッション」と言います。

まとめ

以上、この記事では「スランプ」について解説しました。

英語表記スランプ(slump)
意味一時的な不調、コンクリートの硬さの尺度
語源英語のslump
類義語プラトー、ディプレッションなど

「スランプ」は日常生活でもよく使う単語です。やはり、意味が分からないと困る時もあります。

ぜひ、この記事を参考にして「スランプ」の意味や使い方を覚えましょう。