四字熟語「一唱三嘆(いっしょうさんたん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一唱三嘆(いっしょうさんたん)」です。

言葉の意味、使い方、由来、類義語についてわかりやすく解説します。

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「一唱三嘆」とは?

一唱三嘆(いっしょうさんたん)優れた詩や文章を称賛(しょうさん)すること

「一唱三嘆」の意味を詳しく


「一唱三嘆」とは素晴らしい詩や文章に対し、褒める際に使われる四字熟語です。

詩を一度読むのに対して、何度も感動し褒める様子を表しています。「三」は具体的な数字ではなく、たくさんあることの比喩として使われています。

「嘆」は訓読みで「なげく」と読み悲しむことを表しますが、「感嘆(かんたん)」という熟語のように、心を強く動かされ感動するという意味も持っています。「一唱三嘆」では、「感動」の意味で使われています。

 
「唱」は「倡」、「嘆」は「歎」とも表されます。「一倡三歎」と書いても、読み方も意味も変わりません。

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「一唱三嘆」の使い方

「一唱三嘆」は、文中では以下のように使われます。

  1. 彼の作った詩はとても素晴らしく、はじめて聞いたときは思わず一唱三嘆した。
  2. コンテストで優勝を飾った詩は、一唱三嘆と言うにふさわしい出来だった。
  3. 今回の作品は会心の出来で、一唱三嘆に値すると思う。

詩などの作品を褒める際に使うことができます。ただ褒めるだけでなく、強く感動したことを伝えられる表現です。

「一唱三嘆」の由来

中国の春秋戦国時代に書かれた本『礼記(らいき)』の、「楽記」という章の一節が元になっています。

清廟之瑟、朱弦而疏越、壱倡三嘆、有遺音者矣

中国で祭りを行う際、一人が歌うとそのあとに続いて三人が歌い出すという慣習がありました。このことから意味がやや変わり、一度の歌に対し多くの感嘆があがることを示す四字熟語になりました。

『礼記』
儒教には、五つの経典(※1)があり、五経(ごきょう)と呼ばれています。『礼記』はそのうちのひとつです。他には『易経』『書経』『詩経』『春秋』があります。

『礼記』は、中国のその時代における道徳的模範を示す「礼」について書かれたものです。

「一唱三嘆」の他にも、「猛虎苛政(もうこかせい)」など、多くの四字熟語が生まれています。

 
(※1)経典:その宗教の中の守るべき事柄や神の教えが書かれている本。キリスト教の聖書など。

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「一唱三嘆」の類義語

「一唱三嘆」には、以下のような類義語があります。

  • 一読三嘆(いちいどくさんたん):素晴らしい詩や文を読んで、何度も感動すること

意味は「一唱三嘆」と同じなので、どちらを使っても構いません。

まとめ

以上、この記事では「一唱三嘆」について解説しました。

読み方一唱三嘆(いっしょうさんたん)
意味素晴らしい詩文を褒め称える表現
由来中国の春秋戦国時代『礼記』より
類義語一読三嘆(いちいどくさんたん)

四字熟語は、短い中に多くの意味が詰まっています。適切に使えば、より深みのある文章にすることができるので、意味をしっかり覚えて活用してみてください。

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