今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「シミュレート」です。
「シミュレート」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「シミュレート」をざっくり言うと……
英語表記 | シミュレート(simulate) |
---|---|
意味 | 実際に近い状況で行われる模擬実験、模擬的な検証 |
語源 | 「真似をする」という意味の英単語 “simulate” |
類義語 | シミュレーション、シミュレーター、エミュレート |
「シミュレート」の意味をスッキリ理解!
「シミュレート」の意味を詳しく
「シミュレート」とは、実際に近い状況で行われる模擬実験、模擬的な検証のことです。
内容によっては「模擬演習」「模擬訓練」などの言い換えが当てはまる場合もあります。
「シュミレート」は間違いで、「シミュレート」が正しいので注意しましょう。
「シミュレート」の使い方
「シミュレート」には以下のような使い方があります。
- 明日の会議の進行をシミュレートする。
- 電気代を安くするために、他の電気会社のプランでシミュレートをしてみよう。
上記のように、「シミュレートする」「シミュレートをする」という使い方をされることがほとんどです。
「シミュレート」単体は、名詞として使われることに注意しましょう。
「シミュレート」の語源
「シミュレート」の語源は英語の “simulate” です。
英語の “simulate” の意味は以下の6つです。
- (…の)ふりをする
- (…を)装う
- (…を)擬態する
- (…を)まねる
- (…の)模擬実験をする
- シミュレーションを行なう
カタカナ語の「シミュレート」は主に下ふたつの意味から派生しています。ただし、英語の “simulate” は名詞ではなく動詞なので注意しましょう。
「シミュレート」の類義語
「シミュレート」には以下のような類義語があります。
- シミュレーション:実際に近い状況で行われる模擬実験、模擬的な検証
- シミュレーター:シミュレーションを行うための装置、器具
- エミュレート:異なるハードウェアやソフトウェア環境を模倣すること
「シミュレーション」と「エミュレート」について以下で詳しく説明します。
「シミュレーション」を詳しく
カタカナ語としての「シミュレーション」は「シミュレート」と同じ意味ですが、他の言葉とつなぎ合わせた複合語として使われることが多いです。
具体的には以下のような複合語があります。
- シミュレーションゲーム
- 脳内シミュレーション
それぞれの意味を見ていきましょう。
「シミュレーションゲーム」の意味
「シミュレーションゲーム」とは、現実の事象・体験を仮想的に行うコンピュータゲームのジャンルのひとつです。
日本では、 “SLG” と略されるのが一般的ですが、英語圏では、以前は “SIM” という略称がよく使われていました。
「シミュレーションゲーム」の中にも、以下のようにさまざまなジャンルのものがあります。
- ウォーシミュレーションゲーム:戦争を題材に扱ったシミュレーションゲーム
- 経営シミュレーションゲーム:会社や組織などを発展させるゲーム
- 実機シミュレーションゲーム:戦闘機などの実在する乗り物の操縦・運転を再現するゲーム
「脳内シミュレーション」の意味
「脳内シミュレーション」とは、頭の中だけで、脳の中だけで繰り広げる仮想、仮定のことです。
「シミュレーション」は本来、実際の環境や条件に合わせた実験的なものを指します。
しかし、「脳内シミュレーション」は個人の頭の中で行われるものなので「単なる妄想」「空想」という意味で使われることも多いです。
「エミュレート」を詳しく
「エミュレート」の意味は、異なるハードウェアやソフトウェア環境を模倣することです。
ある機械部品やソフトウェア使いたいときに、オリジナルのシステムを用意するのが難しい場合があります。
このとき、オリジナルと全く同じ動作をする簡易的なシステムを用意することが「エミュレート」です。
まとめ
以上、この記事では「シミュレート」について解説しました。
英語表記 | シミュレート(simulate) |
---|---|
意味 | 実際に近い状況で行われる模擬実験、模擬的な検証 |
語源 | 「真似をする」という意味の英単語 “simulate” |
類義語 | シミュレーション、シミュレーター、エミュレート |
「シュミレート」の意味だけでなく、類義語まで覚えておけるといいですね。