四字熟語「色即是空(しきそくぜくう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「色即是空(しきそくぜくう)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語についてわかりやすく解説します。

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「色即是空」の意味をスッキリ理解!

色即是空(しきそくぜくう):この世の全ての物事には、定まった実体や本質がないこと。

「色即是空」の意味を詳しく

色即是空の「色」と「空」は、仏教に特有の思想を表しています。仏教思想の中で「色」と「空」が単独で使われる際は、「色」は「しき」、「空」は「くう」と読みます。

「色」は、人の五感によって認識される、形を持つ全ての物事を指します。具体的には、物質や現象が挙げられます。「空」は、形を持つ全ての物事には、不変の実体がないことを表します。

「即」と「是」は2つ合わせて、「すなわち~である」という意味になります。

 

人々が生活している世の中には、たくさんの物質や現象がありふれていますね。具体的には、物質では、土や水、植物や金属などがあげられます。現象では天候や、何か物が燃えることなどがあります。

仏教では、一つ一つの物質や現象には、はっきりとした正体がないのだと考えられているのです。物質や現象などの物事は、さまざまな原因や条件が複雑に関わりあって成り立っているだけだということです。全ての物質も現象も、人の目の前に現れた仮の姿なのです。

つまり、色即是空は、「形を持つ全ての物事は、正体や実体がない」ということを指します。

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「色即是空」の使い方

  1. 人生は本当に色即是空なのだろうか。ずっと変わらないものもあるのではないか。
  2. 生活の上で、お金は必要です。しかし全ては色即是空です。お金に執着しないように気を付けましょう。

「色即是空」の由来

色即是空は、『般若心経(はんにゃしんぎょう)』という、仏教の経典に由来します。「色空に異ならず、空色に異ならず。色即是空、空即是色。」と記されています。

紀元前1世紀から紀元後1世紀にかけて、中国では多くの経典が書かれました。『般若心経』は、その一つです。「形のある全てのものには、実体がない」という、仏教の根本的な思想をまとめた短い経典です。

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「色即是空」の類義語

色即是空には以下のような類義語があります。

  • 空即是色(くうそくぜしき):形あるものが実体を持っていなことによって、この世の全ての物事が成り立つこと。
  • 一切皆空(いっさいかいくう):この世の全ての物事には実体がないこと。

空即是色と色即是空の2語を合わせることで、「全ての物事に実体がないからこそ、物事が成り立つ」という意味になります。また、こうした考え方から、「目の前の物事に執着しないように」という教訓が説かれているのです。

 

一切皆空(いっさいかいくう)は、「この世の全ての物事は実体を持っていない」という思想を表します。「一切」は「全ての」という意味です。

仏教では、「一切」がつく言葉がいくつかあります。例えば、「一切皆苦(いっさいかいく)」や「一切衆生(いっさいしゅうじょう)」などがあります。これらの言葉と意味を混同しないように注意しましょう。

まとめ

以上、この記事では「色即是空」について解説しました。

読み方色即是空(しきそくぜくう)
意味この世の全てのものごとには、定まった実体や本質がないこと。
由来『般若心経』
類義語空即是色、一切皆空

日常生活の中では、様々な物事に出会います。時には困難に直面し、行き詰まってストレスになることがあります。

しかし、全ての物事は、原因や状況が複雑に絡み合って成り立っています。まずは、目の前のことにとらわれずに、視野を広げて解決のヒントを探しましょう。新たな方策を発見したり、心のゆとりを取り戻したりすることができるのです。

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