故事成語「雌伏(しふく)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「雌伏」です。

「雌伏」の意味、例文、由来、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「雌伏」の意味をスッキリ理解!

雌伏(しふく):人に屈服して従うこと、もしくは実力を養いながらじっと活躍の機会を待つこと

「雌伏」の意味を詳しく

「雌伏」とは、人に屈服して従うこと、もしくは実力を養いながらじっと活躍の機会を待つことです。

雌鳥が雄鳥に従うことからこの意味が生まれました。

そして、由来では「雌伏」自体にはこのような意味は含まれていませんでした。

しかし、現在では上記のような意味で使われることが多くなっています。

 

そして、単に下積み生活のことを「雌伏」という言葉で表現することもあります。

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「雌伏」の例文

  1. 今は雌伏の時だ。やがてあの大物でさえ私に従うときがやってくるだろう。
  2. 私は当時、まだ20代で社会的地位も低かったため、雌伏して時を待つことにした。
  3. かつては漫画家のアシスタントとして雌伏していたが、現在では超有名漫画家になった。

➌の例文では、下積み時代のことを「雌伏」という言葉で表現していますよね。

また、「雌伏」は➊の例文のように、「雌伏の時」という形で用いられることが多くあります。

「雌伏」の由来

「雌伏」の出典は『後漢書(ごかんじょ)』の「張温伝(ちょうおんでん)」という章です。

中国を後漢という王朝が支配していた時代に、張温という人物がいました。

彼は当時、郡守(ぐんしゅ)の補佐役をしていました。

 

しかし、張温はその役職では満足できず、「どうして雌伏したままでいられようか」と自分の立場を嘆き、官職をすててしまいました。

これが「雌伏」という言葉の由来になっています。

郡守

郡守とは、古代の中国における郡の長官のことです。

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「雌伏」の対義語

「雌伏」には以下のような対義語があります。

  • 雄飛(ゆうひ):雄鳥が飛ぶように盛んに活躍すること

「雌伏」の英語訳

「雌伏」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • remaining in obscurity
    (無名のままでいる)
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まとめ

以上、この記事では「雌伏」について解説しました。

読み方 雌伏
意味 人に屈服して従うこと、もしくは実力を養いながらじっと活躍の機会を待つこと
由来 『後漢書』の「どうして雌伏したままでいられようか」という言葉から
対義語 雄飛
英語訳 remaining in obscurity
(無名のままでいる)

「雌伏」は有名な故事成語なので、聞いたことがある、という人も多いのではないでしょうか。

しっかりと意味を覚えて、ピッタリな場面があったら使っていきたいですよね。

また、誰かがこの言葉を使ったときには、意味だけでも思い出させるようにしておきたいものです。

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