「趣向(しゅこう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「趣向(しゅこう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・混同しやすい単語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「趣向」の意味をスッキリ理解!

趣向(しゅこう):おもむきや面白みを出すために工夫すること、またその面白み

「趣向」の意味を詳しく

「趣向」とは、おもむき・面白みを出すために工夫することや、その面白み自体のことを指しています。

もう少しわかりやすく言うと、いつもとは違う感じや新鮮さを出すために、やり方を変えて工夫してみることです。

何事もマンネリ化するとつまらなく感じてしまうので、たまにはやり方を変えてみることは大事ですよね。

 

また、歌舞伎や浄瑠璃の世界では戯曲に新しい変化を与えるための工夫、俳諧の世界では句の構想をそれぞれ意味する言葉でもあります。

比較的よく使われる言葉ですので、しっかりと意味を押さえておきましょう。

「趣向」の使い方

  1. 彼女の作品は趣向が凝らされていて、とても見応えがある。
  2. 毎年夏は家族でハワイに旅行しているが、今年は趣向を変えて別の国に行ってみたい。
  3. いつもとは趣向の違う商品を開発して、新しい顧客の獲得を狙う。

①では、彼女の作品は工夫がなされているので、見ていて楽しいということが述べられています。特に面白みのない作品よりも、何か一捻りされているものの方が高い評価を得られますよね。「趣向を凝らす」という言い方は非常によく使われるので、覚えておきましょう。

②は、例年とは違う場所に旅行してみたいということです。毎年同じ場所では飽きてしまう可能性があります。いつもと違うことをするのはリスクや手間もありますが、その分新鮮な楽しみを得ることができます。

③は、いつもとは違う特徴を持つ商品を開発するという状況を表しています。そうすることによって、今まで商品の対象とはされていなかった、既存の顧客以外の新しい顧客に商品を買ってもらえるかもしれないからです。

「趣向」の類義語

趣向には以下のような類義語があります。

  • 工夫:良い方法を見つけるためにいろいろと考えること、またその方法
  • 意匠(いしょう):(特に美術品などに)さまざまな工夫をすること
  • 創意工夫:これまでになかった新しい考えを出し、それを実現するために工夫をすること、またその工夫
  • :心に感じる面白みや楽しみ

「工夫」「創意工夫」は、良い方法・面白みを考えることと、その方法自体の両方を表すことができます。「意匠」は良い方法・面白みを考える行為のみを指し、反対に「興」は考えられた結果出てくる面白み自体のみを指します。

「趣向」の対義語

趣向には以下のような対義語があります。

  • 平凡:優れたところや変わったところがなく、ありふれていること
  • 月並み:ありふれていること
  • 何の変哲もない:特に変わったところがなく、ありふれていること

混同しやすい単語

「趣向」とよく間違えられる単語として、「嗜好(しこう)」があります。読み方が似ているため混同されがちですが、漢字も意味もまったく異なっているので注意しましょう。

「嗜好」は、「あるものを特に好むこと、好み」という意味です。

「趣向」の英語訳

趣向を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • for a change
    (趣向を変えて)
  • for variety’s sake
    (趣向を変えて)
  • elaborate
    (手の込んだ、凝った)

まとめ

以上、この記事では「趣向」について解説しました。

読み方趣向(しゅこう)
意味おもむきや面白みを出すために工夫すること、またその面白み
類義語工夫、意匠(いしょう)、創意工夫、興
対義語平凡、月並み、何の変哲もない
混同しやすい単語嗜好(しこう)
英語訳for a change,for variety’s sake,elaborate

日常生活でもよく出てくる単語ですので、この機会にしっかりと意味を押さえておきましょう。また、類義語や対義語も数多くあります。ぜひチェックしておきましょう。