「照準(しょうじゅん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「照準(しょうじゅん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「照準」の意味をスッキリ理解!

照準(しょうじゅん):狙いを定めること

「照準」の意味を詳しく

「照準」とは、狙いを定めることです。

この熟語を成り立たせている2つの漢字には、それぞれ以下のような意味があります。

  • 照:「てらす」こと
  • 準:「目安」や「法則」

「てらす」という言葉には、「光を当てる」という意味のほかに、「基準となるものと見比べる」「参照する」という意味があります。

これらの意味が組み合わさり、「めやすを基準に見比べる」という意味になるのです。

「見比べる」と「狙いを定める」は、一見関係ない言葉のように思えますが、一点に狙いを集中させるには、まず他のものと対象を見比べる必要があります。見比べ、特定のものに狙いを決める過程が、「照準」という言葉になるのです。

 

もともと「照準」には、射撃の際に標的に狙いを定めることという意味があります。また、望遠鏡など、レンズのついた道具のピントを合わせることについても「照準」という言葉が使われます。

そういった動作から、日常生活でも広く「狙いを定める」という文脈で「照準」が使われるようになりました。

たとえば、実際に形のある道具を使っていないときにも、比喩的に「照準」が使えます。具体例を挙げるならば、「女性をターゲットにしている商品」という意味で「女性に照準を合わせた商品」と表現することができます。

「照準」の使い方

  1. A国のスナイパーは、照準をB国の重要人物に合わせた。
  2. 今回のイベントは、家族連れに照準を合わせよう。
  3. あのチームは、ライバルチームとの対戦に照準を絞って練習をしているそうだ。

上記の例文のように、「照準」は「照準を合わせる」「照準を絞る」という言い回しで使われます。まれに「照準する」という用法も見られますが、日常生活では使われません。

 

①の例文では、「A国スナイパー」が銃を「B国の重要人物」に向け、撃つ準備をしている様子を「照準を合わせる」と表現しています。

②の例文では、イベントのターゲットを家族連れに設定することについて「照準を合わせる」という言葉を使っています。「照準を合わせる」という意味で「照準を当てる」と表現するのは誤りです。

③の例文では、他のチームへの対策よりも「ライバルチーム」への対策に力を注いでいることを「照準を絞る」と表現しています。

 

「照準を合わせる」と「照準を絞る」は、ほとんど同じ意味を表します。ただし、「照準を合わせる」は、特定のグループなどにぴったりと当てはめるイメージを表します。一方で、「照準を絞る」では、いくつかのグループや広い範囲の対象から、より狭めたターゲットに決める印象になります。

ニュアンスが少し変わるので気をつけましょう。

「照準」の類義語

照準には以下のような類義語があります。

  • 狙い:目標を達成する機会をうかがうこと

「狙い」とは、ある目的のために機会をうかがうことです。

狩りなどで仕留めたい対象を見つめるときや、ほしい景品が当たるように努力するときなどにも「狙い」が生まれます。

「照準を合わせる」「照準を絞る」は単に「狙う」と表現しても同じような意味になりますが、「照準を合わせる」「照準を絞る」という表現の方が、より正確に狙いを定め確実に目的を達成しようとしているイメージになります。

「照準」の英語訳

照準を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • collimation
    (視準)
  • aim at
    (照準を合わせる)

望遠鏡を目標に合わせることをcollimationと言います。

望遠鏡や銃の照準ではなく、比喩的に「照準を合わせる」と言いたい場合には “aim at” を使うと自然になります。

まとめ

以上、この記事では「照準」について解説しました。

読み方照準(しょうじゅん)
意味狙いを定めること
類義語狙い
英語訳collimation(視準)

「照準」は使い方に注意が必要な言葉です。誤用せず正しく使っていきましょう。